Rin Ishikawa
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Big Question: Feast or famine?(ごちそうか飢餓か?)
▼2:12までの日本語訳です。 ----------------------------- 世界の人口は増え続けています。 今は毎年8300万人が増えています。 それはドイツの人口と同じくらいです。 2012年には世界の人口は70億人を突破しました。 2040年には優に90億人を超えるといわれています。 そしてその誰しもが食べ物を必要とします。 でもどのようにしたらいいのでしょう? どうしたら私たちはこの増え続ける人口を環境を破壊することなく養っていくことができるのでしょうか? 気候変動は大きな問題であるということは皆すでに知っています。 でも問題はそれだけではありません。 私たちはもう一つの不都合な真実に向き合わなければなりません。 それは、世界的な農業の危機です。 人口増加、肉や乳製品の消費量の増加、エネルギーコストの増加、バイオエネルギー生産、これらが掛け合わさって、自然環境へのストレスは増大しています。 地球上の40%以上の土地は農業のために開拓されました。 世界の畑の面積は全部で1600万平方キロメートルあります。 これは南アメリカの面積に匹敵します。 さらに、世界の牧草地は3000万平方キロメートルあります。 これはアフリカと同じ面積です。 農業は都市面積と都市近郊面積を合わせた面積の60倍ものを使用しています。 地球上の水利用の第一位は農業への灌漑です。 私たちは作物を育てるために毎年2800立方キロメートルの水を使っています。 これで一日に7,305棟のエンパイヤ・ステートビルを満たすことができます。 今日、多くの主要な河川の水が減少しています。 中には完全に干上がってしまった例もあります。 これはアラル海ですが、今や砂漠に変わってしまいました。 コロラド川は、もはや海に流れ込んでいません。 化学肥料によって、環境中にあるリンと窒素は二倍にまで増えました。 その結果、水質汚染の拡大、湖や川の甚大な水質悪化が起きています。 また、みなさん驚くかもしれませんが農業は地球温暖化の最大の原因でもあります。 農業は全体の温室効果ガス排出量の30%を生み出しています。 家庭用電気や工業を合わせた排出量よりも多いのです。 また、これは世界の飛行機、電車、そして車からの排出よりも多い量です。 農業による温室効果ガス排出の主な理由は、熱帯雨林の破壊、そして動物や水田からのメタンの排出、そして化学肥料の撒きすぎによる窒素酸化物の排出です。 農業ほど地球環境を変えてしまう人間活動はありません。 また、農業ほど私たちの生存に関わる活動はありません。 ここに大きなジレンマが存在しています。 世界の人口が数十億人増えるごとに、私たちは世界の食料生産を二倍、さらには3倍にする必要があるかもしれません。 では私たちはここからどうしたらいいのでしょう。