日本のCSA(Community Supported Agriculture)まとめ
日本では数が少ないと言われるCSAですが、実はみなさんが知らないものもあるかもしれません。そこで今回は、私が研究をする中で出会った日本のCSAをまとめてみました。(最終更新:2020年2月15日)
野菜のCSA
◇:2017年12月現在として『分かち合う農業CSA 日欧米の取り組みから』(2019, 波夛野, 唐崎)に記載があるもの
◆:上記への記載有無に関わらず、2019年3月時点で筆者自身が主催者とのコンタクトやウェブサイト等で継続を確認したもの
◆なないろ畑(神奈川県大和市)
…2002年頃からCSAのような形態へ
…農場長・片柳さんは『消費者も育つ農場〜CSAなないろ畑の取り組みから〜』を執筆している
…現在消費者主導型のコミュニティ・ファームへと転換中
◆つくば飯野農園(茨城県つくば市)
…2015年からCSAを開始
…全国農業新聞に連載され、メディアからも注目を浴びている
…つくば市内だけでなく、都内(青山)のカフェにもピックアップポイントを設置
◆BIO CREATORS(兵庫県神戸市)
…2016年からCSAを開始
…神戸市西区の複数の有機農家のグループでCSAを運営
…職場CSAの導入に向けても企業に働きかけている
◆五ふしの草(奈良県奈良市)
…FARM SHAREという名前でCSAをアレンジ
…4軒の農家グループで運営
…ファーマーズマーケットの企画も行う
◆大平農園(東京都世田谷区)
…1978年から産消提携を開始(CSAに近い産消提携)
…「大平農園401年目の四季」(2018年)映画の舞台
…現在は関係者の高齢化により継続が困難になりつつある
◆大塚農園(東京都西多摩郡瑞穂町)
…2018年からCSAを開始
…「ポケットマルシェ」でのみ販売を受け付けており、会員数は限定的
◇北海道本別町「ソフィア・ファーム・コミュニティー」
◇北海道札幌市「ファーム伊達家 」(2005年~)
◇北海道岩見沢市「星耕舎」
◇大阪府能勢町「べじたぶるはーつ」(CSAに近い産消提携)
◇埼玉県小川町「霜里農場」(CSAに近い産消提携)
◇埼玉県小川町「こめまめプロジェクト」
※以下はCSAとしての活動は休止/準備中。
・千葉県我孫子市「わが家のやおやさん 風の色」(2012年〜2017年)
・北海道長沼町「メノビレッジ長沼」(1996年~2014年)
・三重県津市「菜遊ファーム」(〜2017年)
・福島県西会津町「めごい菜農園」
…2017年CSA開始のためクラウドファンディングで178人の支援者から約230万円の寄付を集めた
…都市から人を呼び込む企画を準備中
単一品目のCSA・オーナー制・産地直送プラットホーム
◆鳴子の米プロジェクト(宮城県大崎市)
…2006年に農業と米作りを通じて地域の暮らしと景観を守る活動として開始
◆東北開墾のCSA(東北地方)
…食べ物付きの情報誌「東北食べる通信」からスピンオフ
◆ポケットマルシェ(全国)
…農家・漁師と直接コミュニケーションを取りながら食材を買えるオンラインマルシェ
◆ukka(国内外)
…生産者より産地直送で届けるお取り寄せ通販サイト
◆楽天Ragri(全国)
…好きな作物を契約栽培できるサービス
◆幻の米 ミネアサヒCSAプロジェクト(愛知県豊田市)
…クラウドファンディングによるプロジェクト
本ブログにないCSAの情報や、本ブログの情報に誤りや変更すべき点があれば、コメントにてお知らせください。可能な限り更新していきます。
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