千夜千遊:1夜 『モノポリー』
ボードゲームは結局のところ、誰と遊んだかが全てのような気がしている。気の知れた人だから許される、無茶なルール・設定がボードゲームの楽しさをより一層引き立てる。ぼくはそんな1つの箱が作るプレーヤー同士の不思議なゲーム空間が好きなのだ。
実家の『モノポリー』は1935年スペシャルエディションだった。ムダに重厚さな金属製の箱。精巧に作られていた金属のプレーヤー駒。明らかに年季の入ったお札。それら全てに、小学生ながら父の手垢を感じていた。
ぼくのボードゲーム人生は、そんなスペシャ