徳田/臨床心理士

臨床心理士としてフリーで活動しています。 /cotreeアンバサダー insta http://instagram.com/yuto.tokuda/日々の思ったことや興味のある事をアウトプットしていきます。よろしくお願いします。

徳田/臨床心理士

臨床心理士としてフリーで活動しています。 /cotreeアンバサダー insta http://instagram.com/yuto.tokuda/日々の思ったことや興味のある事をアウトプットしていきます。よろしくお願いします。

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

対人支援職向け団体「Assemble」立ち上げについて

はじめにこんにちは!臨床心理士の徳田です。 メンタルヘルス系ITベンチャー「cotree」を退職し、現在は、コーチングやコンサルテーション、時にはスナックに立ってみたり、フリーで活動しています。 対人支援職向けの団体「Assemble」を立ち上げることについて、1度noteをリリースしたんですが、しばらくの運用を通して再考したことを反映すべく、リライトしました。ご興味ある方はお目通しいただけると嬉しいです。 「Assemble」とは「Assemble」とは、コミュニティの名

    • セラピストであり続けるための添え木ー効果的なセラピーとそのトレーニング法ー紹介note

      上記はカウンセラーデビュー時代の私の特徴の一端です。 思い返すたび胃がキュッと絞まる感じがします。クライエントさんの心象を想像するとなおのこと… 皆さんの胃もキュッとさせてしまっていたらすみません。 (リラクゼーション法をしつつ書き進めることにします なぜ昔話から入ったかというと、効果的なセラピーとは何かについて書きたかったからなんです。 私たち対人支援職は、何かしら良くない状況/状態にあるクライエントさんと関わり、変容の提供を行います。 眠れるようになりたい、自分を変え

      • "性暴力被害の支援"紹介note

        本人が他言/相談しにくく、抗拒不能と認められにくいなど、当事者が置かれる現状は、さまざまな点で、現在も厳しいままな、性暴力被害。 構造的に暗数が多いとされる性暴力被害ですが、被害に遭われた方に出会う確率が増えた、と言います。(現場の肌感覚によるもの) 想像に過ぎませんが、metto運動や、自衛隊内の性暴力被害の告発など、勇気ある行動の積み重ねが近年起こり始め、そういった動きが要因の一つではないかと感じられます。 このように、少しずつ社会は動く中、性暴力被害は今もなお起こり

        • ソリューションフォーカストアプローチ研修会紹介note

          対人支援職向け研修会を主催する、臨床心理士の徳田と申します。 いつも研修会企画にご興味をいただき、本当にありがとうございます! 今回は、うちでソリューションフォーカストアプローチ(SFA)の研修会をすることになりました。 ポピュラーなのでご存じの方も多いかもしれませんが、対人支援職に広く拡散されてほしい、とてもいい技法です。 開発はおよそ30年前のアメリカ。 今回の講師白木孝二先生により日本に持ち込まれ、以来、臨床心理学の専門家の間で、広まっていきました。 友人心理職に

        • 固定された記事

        対人支援職向け団体「Assemble」立ち上げについて

        マガジン

        • お仕事の話
          20本
        • カウンセラーの雑多日記
          10本
        • 臨床心理士的ちょっと良い話
          7本

        記事

          "社会的養護の模擬事例検討会"の事例提供のお願いについて

          こんにちは、対人支援職向けに研修会を企画している、臨床心理士の徳田です。 いつも研修会にご参加いただいたり、活動に興味を持っていただき、本当にありがとうございます🙇 今回は、以前の研修会を土台にした連続企画、社会的養護領域の模擬事例検討会を行います。 そこで、企画全体のコンセプト、実際の事例を絡める企画にした理由などを書いてみようと、筆をとっています。ご関心いただけると幸いです。 後半、事例提供のお願いについても触れますので、ご協力いただけそうな方もぜひ読んでみてください。

          "社会的養護の模擬事例検討会"の事例提供のお願いについて

          支援を補強するアドラー心理学-臨床アドラー心理学入門研修会紹介note-

          フロイト、ユングと並び語られることの多いアルフレッド・アドラー。 累計販売500万部大ベストセラー「嫌われる勇気」が話題になったことも、記憶に新しいです。 一方、日本臨床心理学界隈での取り扱われ方はというと、教科書の歴史的分脈の一部分に出ている程度と、メインストリームでは扱われていない印象があります。 今回企画したアドラー心理学研修会講師の小山先生は、大学時代アドラーに魅せられ、以降10年以上アドラーを学び、実践を続けて来られたそうです。その中で気付かれたことを、このように

          支援を補強するアドラー心理学-臨床アドラー心理学入門研修会紹介note-

          「にっちもさっちもいかない」現状のひきこもり支援の研修会を企画した話

          実際に支援にあたる方のメッセージを冒頭に置きつつ、こんにちは。 臨床心理士の徳田と言います。 今回、私が運営する団体で、ひきこもりに関連した研修会を実施します。 (「明日から生かせる学び」を心掛けた、対人支援職向け研修会を主催する団体「Assemble」を運営しています。) タイトルは「ひきこもり家族支援研修会 -安心してひきこもれる環境づくりを目指す-」 今回は、ひきこもりとその支援の現状を簡単にまとめた後、研修会企画を用いた改善の展望についてのnoteが書ければと、筆

          「にっちもさっちもいかない」現状のひきこもり支援の研修会を企画した話

          相談記録研修会紹介note-苦手を減らす研修会-

          Assemble主催で、相談記録の研修会を企画しました。約1年ぶりくらいになります。タイトルは「相談記録研修会ー支援を支える相談記録の書き方ー」 より身につく形式ってどんなかな〜と色々工夫したのですが、HPの詳細などでは語りきれなかった内容があるのでこちらで紹介します。申し込みに迷いのある方はぜひ、ご参考ください! 相談記録と支援職の仁義なき戦い企画する際いつも事後アンケートなどの「困った」のお声を参考にします。(いつもたくさんのご意見本当にありがとうございます🙇‍♂️)

          相談記録研修会紹介note-苦手を減らす研修会-

          死にたい気持ちを受け止める研修会を対人支援職向けに企画した時に考えたこと

          人のサポートがミッションの対人支援職は、たくさんの方とお会いし、対話を重ねます。その際、ときに深く重い語りと直面することもあります。 「これほど苦しいならいっそ…」といった、積もり積もったこらえきれない思いに触れる機会が、他の仕事と比べると少なくない回数あることも、対人支援職の特徴といえます。 そういう事象に備えた日頃からのトレーニングが、対人支援職にとってはめちゃくちゃ大事なんですね。 先日、対人支援職の課題を解決することを目的に立ち上げた団体主催で、「死にたい気持ちを受

          死にたい気持ちを受け止める研修会を対人支援職向けに企画した時に考えたこと

          マインドフルネス研究会をリニューアルします

          マインドフルネスを専門職が学ぶと、支援の幅を広げたり、支援職自身の健康を維持したり、「結構良いよね〜、ぜひみんなに知ってほしいなぁ」と、講師の藤本先生と一緒にぼやいていたのが、マインドフルネス研究会を立ち上げたきっかけでした。 昨年9月発足後、細々と、少しずつながら良いコミュニティにできつつあるかなと思っています。初期から所属し続けてくださっている方々も多くいらっしゃり、たくさんのご意見を伺いつつ暖かい見守りがあり、ここまで取り組み続けることができています。本当にありがとうご

          マインドフルネス研究会をリニューアルします

          支援職向け団体を1年半運営して最近思う事

          支援職向け団体を立ち上げたのが2019年7月(くらい)、そろそろ1年半になるということで、あっという間さにしみじみしつつnoteを書いております。 前職cotreeを着の身着のまま退職し、その後手探りで独立。当初設定した「支援職の価値を最適化する団体」というビジョンを片手に掲げつつ、ほぼ全てにおいてギリギリの綱渡りをしながらなんとかやっております。 昨年末に前職の同僚と食事をした際「徳田さんがこんなに早く活躍するとは思わなかった」と、そこそこ失礼な逆説的評価をもらいましたが

          支援職向け団体を1年半運営して最近思う事

          その「学び」大丈夫?

          遠い昔から社会には、研鑽という営みが根付いていたのではないだろうか。 より鋭い槍を作るため試行錯誤したり、その槍を扱うためトレーニングを行ったり。 現代社会において、研鑽といえば「学び」だ。 私たちは生まれた時から教育機関に通うことが決められており、現代社会において学びは義務化されている。 そして社会に出ると、仕事という社会的役割が付与される。仕事は、資格取得や新しいスキルが必要になるなど、学びの継続が前提となる。 学ぶことは、生まれてからずっと、あたかも当然のように、私た

          その「学び」大丈夫?

          〜支援職こそ健康であれ〜マインドフルネス研究会紹介

          私が運営する対人支援職向け団体Assembleで、「マッチョと癒しの宝石箱」がコンセプトの「マインドフルネス研究会」と名前をつけたコミュニティがあります。(詳細はこちら) 今勝手につけたコンセプトはさておき(すいません)、マインドフルネスを通して支援職の方に元気を届けたい、そういう思いで、カウンセリングルームLeself藤本先生と立ち上げたのがこの研究会です。 支援職の皆さん、忙しくお疲れですから…といった気持ちも多分にありつつ、マインドフルネス研究会には別の狙いもありま

          〜支援職こそ健康であれ〜マインドフルネス研究会紹介

          Assemble活動記 「心理業界の構造と向き合う」 -9月-

          こんにちは。Assembleの活動記、6記事目になりました。 読んでいただいたり感想をいただいたりして、続けてよかった、と感じています。 9月は1回のイベント開催のほか、稼働時間をほぼ、広報業務に費やすことにしました。 今までと違う動きになったのには、とある友人心理職にされた相談が関係しています。 最初に少しだけその話をさせてください。 心理職につきまとう悩み友人の悩みは、心理職あるある、という感じで、僕が経験したものに近いものもありました。 詳しくは書きませんが、感情労

          Assemble活動記 「心理業界の構造と向き合う」 -9月-

          Assemble活動記 「学びのこれから」 -8月-

          コロナ禍でむかえた夏がもうすぐ終わります。 今月は、従来の単発型イベントを2つ、継続プログラムを1つ企画し、新しい挑戦をした月でした。 うまくいったこと、うまくいかなかったことなど、簡単に活動紹介した後、最近考えた「支援職の学び」について思ったことを書き連ねていきます。 8/2 支援職のための楽しく学ぶ対人関係療法のエッセンス~仕事場でも!プライベートでも!明日から使えるIPT~ 4月にオフラインで実施予定だったIPTの勉強会、ようやく実施する事ができました。 IPTは学

          Assemble活動記 「学びのこれから」 -8月-

          Assemble活動記 「喫茶店にいる気のいいおっさんになる」 -7月-

          「1ヶ月あっという間すぎない?」というようなことを約2000文字で説明しているnoteがこちらです。 支援職に向けた色々な事業を進めるべくなんだかんだ色々やりましたが、とても楽しく働いています。 今月は、結論から言うと、喫茶店にいる気のいいおっさんになろうとしました。 ご興味ある方の参考になりますように。 マインドフルネス体験会 〜支援職が、持続的にケアするスキルを身につけ、サスティナブルな支援を目指す〜 講師の藤本先生との振り返りの時、「即時的で一時的な癒しもあるマイン

          Assemble活動記 「喫茶店にいる気のいいおっさんになる」 -7月-