人間交差点4号【功夫列伝】後編
ヤマケンは自分達の知らない先輩達から金をせびられてだんだん額も大きくなり金を渡せなくなり自殺を選んだ。
大人になった今なら思うよ、そんな事逃げれば良いさ死ななくても良いのに、って。
でも、狭い世界で生きていて逃げれなくなった気持ちも未だにわかるよ。
棺桶に入ったヤマケン最後に見た時よりアザだらけの顔で首に布がかかってた。
どこかいつもチャラチャラしていた皆が怒りに溢れ返りそうな表情で、きっと自分の顔もそんな表情だったんだと思う。
ヤマケンの隣で母親が泣いていた、片親だ