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彼と私の話。

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私と夫(になる前は恋人)とのあれこれ。
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1+1=

1+1=

2人で1つだとか、ニコイチのように、1+1=1という表現がある。
同じように、1+1=3にも4にもなる、という言い方もする。

どちらも素敵な考え方だと思うし、実際にその言葉を使ったこともあるけれど。
夫婦として、自分と夫をそれに当てはめると、やっぱり1+1=2だよな、と思うのだ。

別々の人間が、夫婦になる。
それって当たり前だけど単純じゃなくて。
価値観の違いがなんだかんだとか言うけど、いやそ

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私が結婚に至るまで

私が結婚に至るまで

長く付き合っている人がいた。
その時はお互いに実家暮らしで。
付き合って2年が経つ頃、私は実家を出て一人暮らしを始めた。
程なくして、彼が私の家の合鍵を持つようになった。所謂、半同棲的な生活が始まったのだ。

そんな生活が1年経った頃、私たちは別れた。

つまるところ、離れてお互いが別々の家で暮らしていた頃は上手くいっていた交際が、同じ部屋で朝も昼も夜も、何日も共にするようになって上手くいかなくな

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私事ではありますが。

私事ではありますが。

私事ですが、この度、結婚しました。

5年前に出会い、4年前に交際をはじめ、3年前から同じ家で暮らし始めた、ひとつ年下の恋人と。

結婚なんて、しないと思ってました。
それは、彼とはしないという意味ではなく。
自分の人生に、結婚というものが当てはまらないと思っていたのです。

これまでに付き合った人数は片手では足りない私ですが、誰のことも本気で愛したことないでしょうと友人に言われるような人間でした

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もしかしたら、と思うこと。

もしかしたら、と思うこと。

人間には向き不向きがあるもので。
それは人それぞれ違うわけだけれども。
例えば私は、恋愛とか結婚ってやつが不向きな人間なのだと思っている。

恋愛したことが無いかと言われればそうでもないし、結婚願望が無いかと言われればそうでもない。
でも、何となく面倒くさくて、始めるまでになかなか時間がかかってしまうし、始めたら始めたで邪魔になって捨ててしまう。
たった1ヶ月でサヨナラした人もいれば、5年間という

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依存と共存の境界線

依存と共存の境界線

近頃、君といる時の自分が嫌いだ。

君が恋人になった日から、私は君のために生きていたように思う。
君に喜んで欲しくて。君の支えになりたくて。
君のためにと、生きていた。

好きな人のために生きることは楽しい。
新しい服を着た時に似合うねと言われることも、
髪型やネイルの変化に気付いてくれることも、
手料理を美味しいと食べてくれることも、
差し入れにお礼のメッセージが来ることも、
熱を出した時に看病

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婚約指輪と、わたし。

婚約指輪と、わたし。

結論から言う。
私は婚約指輪を貰っていない。

貰っていないというか、貰わなかったというか。

なぜ私たち夫婦が“婚約指輪を買わない”という選択をしたのかについて。
少しだけ話してみようかと思う。

まず前提として、これはあくまで私たちの話であることと、私たち夫婦の考え方であって正しくない情報も混じっているかもしれないことを覚えておいて欲しい。

そもそも婚約指輪とは、婚約した証である。

なんと

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