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日記

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#感想

セカイ系を終わらせた『天気の子』についての覚書

『天気の子』はひじょうにわかりやすいテーマを伝えてきた。
奇跡には代償が必要である。
奇跡はひとを不幸にする。
世界に奇跡など必要ない。
世界は勝手に回ってるので、どうなろうが知ったこっちゃない。
狂ってるも狂ってないもない。
だから目の前のひとを精一杯愛すのだ。

もしこれが奇跡を賛歌する作品だったなら、帆高が陽菜を地上に連れ戻しても天気はそのまま回復したままだった、というふうにするだろう。

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リチャード・ブローティガン『愛のゆくえ』

 けがれのない愛は最初から最後まで物質的で、僕たちのキスのようにはいかない。愛は男の子の手によってトイレに流される。さよなら、さよなら。愛のゆくえは海。

『愛のゆくえ』
"The Abortion: An Historical Romance 1966"

 この小説を読んでも、60年代のカリフォルニアのことはわからない。わかるのは、容れ物を満たすのは物質ではなく精神であるということだ。
 金属

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