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『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は世界を灰にする
口上これから書く文章は、考察でも、感想でも、批評でも、エッセイでもない。
世界を灰にするまで 1話。情熱のレヴュー。Revue Songは「世界を灰にするまで」。
〈ふつうの喜び、女の子の楽しみ。すべてを焼き尽くし、遥かな煌めきを目指す。それが舞台少女〉だ。
だからスタァになったときには、世界は灰になっている。舞台少女の情熱を眺める我々は、その激情によって灰にさせられる。我々は最終的に灰になる
2018-06-28-12:51
この暑さ、この湿度、この寝苦しさ、麦茶の香り、扇風機の音……。夏が来たな。冬の間ははやく夏よ来いと思っていた(でも夏が来たら来たではよ冬来いと思うんだろうなと思っていた)けど、やっぱり夏はいつも想像以上に暑い。でも夏か冬かで比べると、僕は夏のほうがいい。指がかじかんで動かなることがないからだ。
とはいえ、あまりの暑さに気力が奪われてしまったら意味がないのだけど……。
夏は僕たちの気力を奪って
2018-05-29-13:25
僕は悲しい音のする指先でキーボードを叩いている。その悲しい音はこうやって文字に変換されてしまうとどこかに行ってしまうようだった。ふしぎなことだ。悲しみが通りすぎるのを押し留めるために書いているというのに、これはなんにもならないみたいだ。
2018-05-28-20:34
外はとても明るい青だった。僕の部屋はまっくらで、近くになにが転がっているのかすらわからなかった。だから僕がいる場所はこの世界に存在しないのと一緒だった。
僕はこの世界のどこにも存在しないところから外の世界を眺めている。ふしぎな感覚だ。冷静になって考えてみれば、自分というものの存在の不安を感じて発狂してしまうような状態におかれているのだと思う。でも今の僕はなぜかとても穏やかな気持ちだった。外の世