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【書評エッセイ】結論、パリに行きたい。

今回はこの本のご紹介。

女性向けの本だが、私の信用する本インフルエンサーである素敵な女性に勧めすられたので迷わずKindleで即購入。

このフットワークの軽さが雑読主義者の信条だ。

原題は” Lessons from Madame Chic”

これを「フランス人は10着しか服を持たない」という題に翻訳したのは、マーケティング的には成功していると思う。

内容は原題の通り、フランスに留学したアメリカ人(南カリフォルニア)女性が、ホームステイ先の家庭(特にマダム)から学んだ豊かな暮らし方を紹介した本だ。

服以外にも色々な学びが紹介されている。

ネタバレにならない程度にキーワードをご紹介させて頂こう。

▶︎ささやかなこと(イチゴ・タルトのイチゴの並べ方)に心を込める。

▶︎会話の始まりは「どんな本を読んでいるんですか?」。

▶︎モナリザの微笑でミステリアスな雰囲気を漂わせる。

▶︎ひとりの時こそ美しく振る舞う。

▶︎電子ブックを持ち歩き、すきま時間の読書を楽しむ。

▶︎旅行先で、裏通りにひっそり佇むレストランを尋ねてみる。

留学を終えてカリフォルニアに戻った筆者の生活はいつのまにか元の生活に戻ってしまう。

そんな時に思い直して、パリで学んだ豊かな日々の過ごし方を取り戻す。

ヘミングウェイがいみじくも言ったとおり、〝パリは持ち運べるお祭り〟なんだから。パリの暮らしで味わったあの日々のささやかな喜びは、世界中どこに行っても、どんな状況でも、きっと見つけられるはず。

これは私の大好きなヘミングウェイの「移動祝祭日」の事だ!

この本については以前noteに書いたので、こちらも覗いてみていただきたい☟

この本を読んで私も自分の生活に取り入れたいたくさんの学びがあった。

しかし、それよりも何よりも私が感じたのは…

パリに行きたい!!!

ということだ。

パリの街角に立って、美術館で、カフェで、もっともっと、こんな学びを拾い集めたい。

最後にこの本に出てくる思想家ラルフ・ワルド・エマーソンの言葉を。

人生は旅であり、目的地ではない


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Eito
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