お酒が好きなかえるさん

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最近の記事

マスメディアによる見出し詐欺・情報テロリズム問題

『辺野古移設抗議の女性ら2人ひかれ1人死亡(共同通信)』 これは6月29日に共同通信が報じた記事の見出しである。 しかし、実際には反基地活動家の老人がダンプの前に飛び出したのを止めようとした氷河期世代の警備員が巻き添えになって死んだニュースだ。 共同通信は、死した警備員を蔑ろに「女性ら」などと報じた。そこまでして、反基地活動の狼藉を免罪したいのか。 共同通信はこれまでも、見出し詐欺とさえ言える恣意的なタイトルによる印象操作を繰り返してきた。7/11には、こんな状況も見られ

    • 2024/05/22 回答期限の1分前に朝日新聞から送られてきた返答

      朝日新聞が捏造を疑われる記事を出したので質問書を出したところ、質問に対する具体的な回答を全て避けられました。そこで、再質問書を送っていました。 なお、質問書を公開したX(SNS)の投稿に対するPV数は500万PVオーバーという、朝日新聞の発行部数約350万を上回る数でした。 回答期限となる5月22日17時の1分前、16時59分にメールが届きました。 添付されていたPDFは、以下のような内容でした。 ・文責と担当者名を明らかにするよう言ったにもかかわらず、匿名のまま。 ・

      • 2024/4/18 河北新報から来た、木で鼻を括った返答

        4月18日に河北新報から来た返答について、こちらに記録していなかったので以下に記します。 >お世話になります。4月13日にお問い合わせフォームよりいただいた質問の件、次の通り回答いたします。 8項目のうち、5番目以外は社説に関する質問と理解しました。書いてある内容が全てではありますが、文中で【福島の人々をはじめ被害を受けた側をさらに加害と被害に分け、対立させかねないことは避けねばならない】と強調しております。文脈全体で捉えていただければ幸いです。 5番目の質問で挙げられ

        • 2024/5/19 朝日新聞への再質問書(5/20追記あり)

          朝日新聞社広報部 ご担当者様 先日は質問への回答をありがとうございました。先にお伝えしていた通り、お送りした質問書と合わせて一般公開したところ、非常に大きな反響を呼んでいます。そのほとんどが朝日新聞社様への批判であり、代表的な傾向をまとめると、主に以下の5点に集約されます。 1・記事の訂正を周知するアナウンスが極度に不足しているとの指摘 2・提出された質問書について、個別の質問に対する具体的な回答を避けたことへの疑問と批判 3・記事の根幹となるはずの当事者の発言も含む多数

          2024/5/4 朝日新聞への質問書と回答

          4月21日付の朝日新聞福島総局長大槻規義記者による記事、アナザーノート「「総代で卒業の被災者」その注目がつらい 茶番に苦しんだ子どもたち」において、捏造を疑われる報道がありました。https://ml.asahi.com/p/000004c215/24633/body/pc.html この報道を巡りSNSでは「炎上」しており、避難や風評を経験しいまも苦しむ福島の被災者などからは重大な事実誤認がある、被災地を傷つける報道被害だという旨の声が殺到しています。事実関係を独自に調査

          2024/5/4 朝日新聞への質問書と回答

          2024/04/15 信濃毎日新聞への再々々質問書

          信濃毎日新聞社は前回の再々質問書を無視し、全く説明責任を果たしませんでした。 ところが、たとえば信濃毎日新聞のサイト内を3月1日以降4月15日現在までの一ヶ月半を「説明責任」で検索をすると、なんと69件もの記事が該当します。 https://www.shinmai.co.jp/news/search?q=説明責任 うち、3月8日、3月16日、4月5日には社説にまで使用されています。 他者には事あるごとに「説明責任」を求めてきた信濃毎日新聞が、説明責任を果たさないとは考え難

          2024/04/15 信濃毎日新聞への再々々質問書

          2024/04/13 河北新報社に対する質問書

          既に上梓した『「やさしさ」の免罪符 暴走する被害者意識と「社会正義」』にも一部記しましたが。 同じ東北地方、福島県の隣県である宮城の地元紙でありながら、河北新報の東電原発事故関連の報道には多くの疑問点とフラストレーションがありました。 ここで示した、信濃毎日新聞と同じ気配を感じていました。 そうした中、河北新報もまた、3月24日に信濃毎日新聞の二番煎じとなるような「風評加害」の用語を問題視する社説を書きました。 そこで4月13日、信濃毎日新聞と同様、以下のような質問書を

          2024/04/13 河北新報社に対する質問書

          信濃毎日新聞に対する再々質問書

          これまでの信濃毎日新聞の対応が酷過ぎたので(※下記再質問書の内容参照) 信濃毎日新聞宛に、以下の内容で再々質問書を送りました。 これで、返答内容によっては「信濃毎日新聞による組織的・確信的な対応であった」との証拠になります。 逃げれば逃げるほど、より状況は悪くなりますね。 > 貴紙とのやりとりにつきましては、事前に通告致しました通り、国際環境経済研究所における以下の記事『続・風評対策の機能不全、発信を弱体化するレトリック』 にて公開いたしました。今後も様々な媒体で、今回

          信濃毎日新聞に対する再々質問書

          信濃毎日新聞への再質問書(※3/12返信追加版)

          信濃毎日新聞に送った質問書 これに対し、3月8日に以下のようなメールが返ってきました。 信濃毎日新聞宛ての質問書にもかかわらず何の回答も無かったので、以下の内容で再質問をメールへの返信とサイトの問い合わせの双方から送りました。 >信濃毎日新聞編集応答室 御中 メールを頂きましてありがとうございました。 しかしながら現状、以下のような不備があります。 ・信濃毎日新聞社・田中優子氏ともに、こちらからの事実誤認の指摘に全く回答していない ・田中優子氏の文面では、こちらの問

          信濃毎日新聞への再質問書(※3/12返信追加版)

          信濃毎日新聞(2024年3月5日)江戸文化研究者田中優子氏による「風評加害」と題された記事への質問書

          2024/03/06 信濃毎日新聞 御中 福島県在住ジャーナリストの林智裕と申します。2024年3月5日、貴紙に掲載された「今日の視角」にて、江戸文化研究者田中優子氏による「風評加害」と題された記事を拝読しました。 当該記事には明確な事実誤認が複数含まれ、SNS等では福島でいまも風評に苦しむ被災者をはじめとする多数の人々から差別助長につながるという批判の声、貴紙および田中氏の責任を問う声が溢れ、いわゆる「炎上」状態になっています。 個人的にも双葉郡内に先祖代々の出自を持ち、

          信濃毎日新聞(2024年3月5日)江戸文化研究者田中優子氏による「風評加害」と題された記事への質問書

          《カテゴリ別》 陰謀論者・風評加害者のデマと詭弁テンプレ集(ALPS処理水編)

          ALPS処理水が海洋放出されるにあたって、これに反対するためさまざまな妨害がありました。この記事では、それら無数の実例の中から典型的なパターンをカテゴリごとに分類し、記録として残しています。 1.性格悪いってよく言われません?《差別・侮辱・嫌がらせ系》 a. 飲んでみろ!食ってみろ!住んでみろ!(食べた後に排出されるから無意味では?) b. 一度デブリに触れた水は他の原発と同じではない!原発事故を起こした日本は他国と同様に放水の安全性を主張しちゃいけない!(それ、単なる差

          《カテゴリ別》 陰謀論者・風評加害者のデマと詭弁テンプレ集(ALPS処理水編)

          「念のため」「丁寧なコミュニケーション」って割と有害な時もあるのよね

          様々な災害が起こるたび 『「安全」と「安心」は別物で、その間を繋ぐものは「丁寧なコミュニケーション」が万能』であるかのように語られてきたものの。 東電原発事故からの教訓として、『「丁寧なコミュニケーション」にもリスクがある』ことを知見として考えなければならないと思う。 「丁寧なコミュニケーション」によってどんな不利益が起こるか。 それは、大きく上げると下記の2点。 ・時間とコストがかかり過ぎる。 ・不必要な不安に過大対応することで別のリスクを上昇させる ・時間とコス

          「念のため」「丁寧なコミュニケーション」って割と有害な時もあるのよね

          「ただしさに殺されないために」──最悪の読後感をもたらす良書

          これは、「黒の章」だ。あるいはネクロノミコン───。 「黒の章」とは、90年代初頭に人気を博した漫画「幽遊白書」に登場したビデオテープ、ネクロノミコンとはクトゥルフ神話に登場する魔術書のことである。 いずれも架空の記録物ではあるが、共通点がある。「観た、あるいは読んだ人間をしばしば発狂させる」ことだ。 幽遊白書の作中では「あまりの内容の過激さに5分と持たずに人間の見方が変わる」と称されている「黒の章」であるが、この言葉こそ、まさに本書「ただしさに殺されないために」を称賛

          「ただしさに殺されないために」──最悪の読後感をもたらす良書

          「正義の反対は別の正義」ならば「悪の反対も別の悪」にもなり得るような?

          時事の話題に関して。 なんだか「優性思想」だとか「ナチス的」だとかそんな物騒な言葉がちらほら目に入ったので、ちょっと思うところを書いてみる。けど、一部の「強い正義感と信念」を持った人を除けば、全然目新しいことじゃない。いわゆる「ノンポリ」と言われるような人ならたぶん、誰もがうっすらと普通に思っていることだと思う。 現代社会において、ナチスは巨悪の代名詞。そこに「正しさ」を見出すことなど一切できず、完全かつ純粋な悪とされてきた。フィクション作品でもなんでも、ナチスを出せば絶

          「正義の反対は別の正義」ならば「悪の反対も別の悪」にもなり得るような?

          その「是々非々の批判」が是々非々の批判だと是々非々で担保してくれるものは何ですか?

          「物事には何事も、党派性やダブルスタンダードではなく「是々非々」的な態度で臨むべきだ。」 これは、とても素晴らしいし、正しい態度だと思う。 政治や報道をはじめとした、さまざまな場面でみかける残念なダブルスタンダード。 旧ソ連は西側諸国から批判された際には反論として、しばしば本質から逃げて論点を逸らす Whataboutism (そういうオマエはどうなんだ主義)と呼ばれる詭弁を多用したという。 しかし詭弁と言われようがなんだろうが、そもそも自分のこと棚上げし過ぎで舌鋒鋭

          その「是々非々の批判」が是々非々の批判だと是々非々で担保してくれるものは何ですか?

          「お気持ち重視」否定を「お気持ち重視」で書いてみた。

          東京電力福島第一原発事故の避難指示区域について、政府は除染をしていない地域でも避難指示を解除できるようにする方向で最終調整に入った。いまは除染が進んだ地域だけが解除の対象だが、将来人が住まない見通しがあるなど、一定の条件を満たせば、除染なしでも解除して立ち入りを自由にする。 除染して再び人が住める地域に戻す政策に、初めて例外を設けることになる。除染を「国の責務」とした放射性物質汚染対処特措法と矛盾することにもなりかねない。 こういうニュースに、「科学的な正しさや合理性だけ

          「お気持ち重視」否定を「お気持ち重視」で書いてみた。