天高く馬肥ゆる秋。
朝晩の冷え込みが日増しに強くなるとともに、日中の秋晴れが心地よい季節となった。
巷の小学校では運動会が盛んになり、医療機関である私の勤め先でもめいいっぱいに頑張ってきた反動からか鼻風邪を引いた子供たちが大挙して待合室でお母さんと仲良く待っている。
「かけっこは1番だったんだよー!」
洟を早く拭きなさいとしきりに促す母を余所に、先生に自慢げに話す男の子を周りのスタッフも微笑ましく迎えている。
頑張ってもぎ取った思い出は、大人になってもかけがえのない勲章のひとつであろう。
さて、勲章といえば先日私の某読書メーターからお知らせが届き、登録図書数がついに1200冊を超えてしまった。120冊ではなく、桁が1個多かった。
2015年あたりから徐々に読書メーターをつけているが、なんとまあ、購入積読本ならびに読みたい本の登録が読了本に比べて圧倒的なスピードで増えていってしまい全く収拾がつかない。
季節的にも読書が盛んな時期、いわば読書の大運動会。
たくさん読んで何かの一等賞を取りたいとかそういうものはないが、書置きとして残していければと思う。
今後は年2回程のペースでマイ本棚の推移を見守っていければ御の字だ。
現在読んでいるジャンルが自分の心持ちを可視化しているものだと思っている。
春以来となる定点観測、秋の大運動会。
よーいドン。
◆最近の読書から
◆閉会式
これにて秋の運動会は閉会とする。
どれもみな優秀で甲乙つけ難い結果となった。
文芸誌などは読み終わったら売りに出すなどして、少しでもスペースを確保するようにはしているが、またすぐ埋まってしまう。
競うものではないのは重々認識しているもの、読者の皆様は今節はどの1等賞を探しているだろうか。
競わずともあなただけの1等賞が見つかれば、それに越したことはない。
風邪には気を付けて、これにて失礼をば。