「骨格で休まない」は、正しかった。
いつの間にか、マッチョな人になっていたけれど、この本↓を読んでから、信頼感が増した武田真治の、何かの番組での言葉が印象に残った。
「骨格で休まない」。
それは、スクワットをゆっくりするだけでなく、その途中でひざを伸ばし切らないように、という注意事項として、武田真治が丁寧に伝えようとした言葉だった。
そのことを、思い出して、スクワットをするようになったのは、わりと最近だった。
筋肉
そのうちに、他の場所で、スクワットの姿勢の重要性を再確認した。
スクワットのときの足幅。さらには、つま先が開き気味になっていることに自分で気がついて、それを真っ直ぐに前を向くようにした。
それをしばらく続けると、気がついたら、モモの外側に少し筋肉がついていた。その場所は、サッカーをしている時には、細くて、キック力が足りない理由だとも思っていて、そこを太くするには、バーベルのような重さをかけないと、決して無理だと考えていた。
それなのに、走り込むだけではつかないような筋肉が、少しだけど、ついたので、自分の年齢のことも考えて、ちょっと驚いた。だから、最近、歩いたりしてても、自分の足元が頼りげな感じがしなくなっていたのだ、と思った。
「骨格で休まない」は正しかったから、武田真治は間違っていなかった。
なんだか、すごいと思った。
筋トレ
平凡なサッカー部員だった学生時代には、筋トレもしていた。
中学生の頃は、まだうさぎ跳びがあった。あとになって、やたらと辛いのに、ヒザに悪いだけで、効果がないと知った。
それから、しばらく、やたらと回数をこなし、疲れるほど、筋肉が強くなるような気がする時代が続いた。
大学生の頃は、ウエイトトレーニングの大事さのようなものが常識になりつあったし、学内にもジムのような部屋があったのだけど、いつ行っても、ゴツくて、上半身裸で、サンドバッグを蹴っている人がいたような印象があった。通っている大学に、そんな格闘技の部はなかった気もしたけれど、なんだか、ちょっと怖いかった。それでも、そういう人を見習って、たまに、バーベルを持ち上げたりもしたけれど、続かなかった。
結局、強い体を得ることはできなかった。
あとで考えたら、運動に向いている素質はなかったと思ったけれど、スポーツのことを取材して書くような仕事をするようになった頃、素質がなくても、体力がなくても、センスが足りなくても、合理的なトレーニングをすれば、もう少しサッカーがうまくなったのに、などと思うこともあった。
強くなるには、情報も含めて、大事な要素だったのを、もう若くなくなってから、知った。
トレンド
そのうちに、仕事もやめて、介護に専念するようになり、その途中で腰を痛め、再び、筋トレをするようになった。そうすると、何年かに一回くらい、筋トレのトレンドが変わる時があるのも知るようになった。
その変化について、方法を変えるたびに、効果が違うのを感じることもあったけど、その方法の変わり方の詳細を、今、振り返ると、あまり覚えていない。
なんだか、地道なはずのトレーニングまで、流行を追っていたようで、しかも、忘れてしまうのは、なんだか恥ずかしい。
そして、武田真治が言っていたスローなトレーニングは、おそらくは、わりと新しいトレンドで、最初は半信半疑でありながら、姿勢にも気をつけることによって、それまでは無理だと思っていた自重トレ(バーベルなどの重さの負荷なしで、自分の体重だけを利用するトレーニング、のはず)で、筋肥大(筋肉がつく)が可能になったので、その方法について、すっかり信用することになった。
このちょっと軽薄な感じも、自分では恥ずかしい。
ただ、ちょうど、雑誌で、そのことがテーマになっていたのを知った。
雑誌
「ターザン」は、介護中に腰を痛めてから、筋トレを始め、トレーニング方法が更新された、と思うようなとき、読者としては、それほど熱心ではないので申し訳ない感じもするのだけど、数年に一度の割合で買っていた。
そして、今回も、図書館で内容を確認し、確かに新しいと思ったので、コンビニで見かけて、購入した。
スクワット以外に、肩やハムストリングスや背筋など、鍛えたいところの方法も載っていて、だから、これから、フォームとやり方に気をつけつつも取り組んだら、他の部位も、モモのように筋肉が少し大きくなって、丈夫になるかもしれない。
それは、年齢によって難しいはずだけど、それでも、何かの研究で90歳を超えても、トレニーングによって、筋肉は発達する、といったことを読んだ記憶はある。同時に、それは、歳をとっても、なんとかなると思いたい自分の願望が作用して、本当は、そんな事実はないのかもしれない、と思ったりもする。
それでも、雑誌を見て、なるべく正確にトレーニングをしたい気持ちは、今のところ、ちょっと盛り上がっている。
(他にも、いろいろと書いています↓。よろしかったら、読んでもらえたら、うれしいです)。
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