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エッセイまとめ「僕は嫌だ」

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子どもの頃は、心のままにやりたいことをやっていた。大人になって気がついたら、やらなければいけないことばかりをやっている。「大人になれ」とは、「嫌だ」と言わないことだと思っていた。…
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#不登校

子どもが中学をやめた。それを認めた③(全3話)

子どもが中学をやめた。それを認めた③(全3話)

どう生きたいのか、は教えられない。

どう生きたいのか、
ということは教えられないんだ。

どう生きるのかではなく、
「どう生きたいのか」だ。

僕はそのことを
娘から学んでいる。

中学を行くのをやめた娘。

高校受験のシーズンを迎えた。

その頃、韓流ドラマや
アイドルにハマった彼女を
韓国に行かせてあげた。

韓流にハマったのは、
僕の母の影響だ。

韓流友だちでもある、
おばあちゃんを従え

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子どもが中学をやめた。それを認めた②(全3話)

子どもが中学をやめた。それを認めた②(全3話)

心の声は聞こえているか?

僕の娘は、
中学に行かないことにした。

実はこの後、

僕も、妻も、学校も、
驚く展開が用意されていた。

ともかく学校に行かないことを
僕は認めたんだ。

唯一の絶対的理解者だと思う。

周りは心配ばかりする。

それは当然だと思うけど、

僕は密かに大したものだと
思っていたんだ。

僕の望みは、
彼女が彼女らしくいることなんだ。

先生に言われても、
友達に言わ

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子どもが中学をやめた。それを認めた①(全3話)

子どもが中学をやめた。それを認めた①(全3話)

親が子どもに、
本当に望んでいることは何だろうか?

僕たちは、
時々いや往往にして、

在り方を間違う。

僕の娘は中学を
途中で行かなくなった。

行けないのではなく、
行かないんだ。

僕は当時中学のPTAの会長をしていた。

一般的に体裁が悪いかもしれないね。

でも、
僕はそれを認めた。

学校に行かない選択を認めた。

もちろん妻や学校の先生は、
なんとか行かせようと

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