今日の日記11/5。欠損感というお宝を隠し持ちひきこもる。
カウンセリングを受けながら私は、カウンセラーさんはこんな風に毎日色んな人の悩みを聴いて疲れませんか?と素朴な質問をしていた。
何だか、相談している自分と、相談を受けているカウンセラーさんを、窓の外から眺めるみたいな構図で急に俯瞰して。
彼は、「そうですね、疲れませんね。カウンセリングが好きなので」と淡々と答えた。
私は感心こめて「へえー」と言った。
そういう仕事なんだ。すごいな、と。
カウンセラーさんのもとに悩みを持った方が来る。
色んな人がいて、色んな悩みがあって、みんなそれぞれにそれぞれの生活を生きていると思い、しみじみする。
人の不完全なところは、その人の素晴らしいところだったりするけれど、それに困り、悩む。
息子たちだって、彼らの欠損感に人を癒すところがきっとあると思うけれど、彼らは自分で自分を許さない。外に出さない。
自分を部屋から出さないで、ずっとひきこもっている。
外に出れば、そこがいいと言ってくれる人がいるのに。そこに救われたと言ってくれる人がいるのに。
彼らが外に出て、傷つくこともあるけど、守られたり好かれたり、楽しいと言われたり、感謝されたり、そういうこともあるのを、早く知ってほしいなと思う。
こわい以外の、あたたかい何かがあることを。
そのことを体験するための人生なんじゃないか、とさえ思ってしまう。
そのための母親を、私はしてるんじゃないかと。
色んな体験をしてくる彼らの若さを支えるために。
というわけで今週も引き続き
ゆるゆる頑張ってみよう。
疲れないように。
すでに疲れてはいるけれど。