はたらき【続ける】ことの難しさ
モチベーション問題。
働きだして、感じたこと。
それは、【働き続ける為のモチベーションを維持できるかどうか】ということ。
これは障害を持っていようがいまいが起こる問題だと思う。
しかし、特に精神に障害を持っている人にとっては、そのモチベーション維持が健常者(敢えてこの表現にする)の何倍も何十倍も大変だということを働きだして実感している。
仕事をしだして最初の頃は、職場の環境、人、業務に少しでも早く慣れることに必死。
とにかく頑張らないとならないという気持ちしかないこともあるので、疲労感が半端ない。
そして、少し職場、業務、職場の仲間たちに慣れてくると、モチベーションを維持することが大変になってくる。
勿論、業務も職場も仲間たちも恵まれていることは理解している。
けれど、職場や仕事によるストレスよりも、プライベートにおいてのストレス、心の傷が大きい場合はどうだろう?
そして、その心の傷が、大きなトラウマになっていたら?
そうなると、仕事をしていても、トラウマが蘇ることが増えてくる。
そのトラウマが原因で、仕事へのモチベーションの維持が難しくなり、家から出られなくなることもある。
これがきっと、はたらき続けることへの難しさであり、これから抱えていく新たな葛藤なんだと感じている。
仕事に全力で振り切れている時は、問題はない。
けれど、その比率が変わることや、疲労によって困難な時はだめになる。
これが、【精神に障害を持っている人の定着率が低い】と言われる所以だろう。
サポートする側に問題があれば、それは本末転倒だとも言える。
障害者雇用、にはルートがある。
1つは、ハローワークのみを利用して就職するパターン。
2つめは、就労移行支援を利用しハローワーク経由して就職するパターン。
大体メインのルートはこの2つだと思う。
特に2つめの就労移行支援を利用して、の場合、そこの支援員から傷付けられることもある。
それが将来的にトラウマになることもある。
そうなった時は、本当に大変なことになる。
人によって障害はさまざまではあるけれど、余計な傷をつけられた時に頼れるのは、治療面では医師しかいない。
あとは、本人が苦しみ続けるしかない。
時間治癒なんてものは、ある程度は効果があるかもしれないけれど、根本的に治ったわけではないから。
だから、就労移行支援を利用しようと思っている人は、もっと就労移行支援を利用することへのデメリットも知った方がいい。
利用しだしたら、いい事ばかりではないから。
そして、はたらき続ける為には、とにかく自分との戦いにもなる。
日々、健常者以上に、自問自答も必要になる。
支援員に興味を持たれている人、現在支援員の方々(特に異業種から転職した新人、中堅〜ベテラン、資格取得者、管理者クラス)も、
「人は失敗するものだから」
「一緒に学んだらいいじゃない」
と開き直るのではなく、他人の人生に関わるということの重大さ、支援とは何なのか、そういう所を考えていただきたいと切に願う。
結局、働けても、障害を持った人間は社会的弱者に変わりはない。
けれど、はたらき【続ける】モチベーションを保ち、はたらくことへの楽しさは忘れずはたらいていきたい。
その為には、支援員という存在と役割は、障害をもつ人間にはとても大きな存在。