no title【17】
これまでは、壁を作ってやってこれていた。
人を信じたって、裏切るものだから。
裏切られるなら、はじめから信じない。
壁を作っておけば、傷つくことは少ない。
「信頼関係なんてなくても生きていける」
「今この瞬間で、既に関係性はできている」
それを実感できることがあった。
だからこそ、信頼関係なんていらない。
【信頼】【信じる】
言葉に縛られなくとも、関係性は作れる。
それを実感できる期間があったからこそ。
歩みは遅くとも、前進できた。
だからこそ、【信じる】の言葉の濫用は逆効果。
言っていることは、分からなくはない。
けれど、他の意味合いでも【信じる】を濫用されたら?
その真意を突き止めようとして、混乱してしまう。
【信じてる】という言葉の真意は何?
変に愛情とか…さらに歪んだ意味合いで使われると困惑する人だっているのにね。
壁をもっと高く作っておけばよかった。
そのことが、ただただ悔しい。
その考えは、止めなければならない。
きっと、【ねがい】を手放せていないことがいけないんだ。
【ねがい】をこころから手放していこう。
【ねがい】を手放せば、きっと捨てることになる。
口先だけの【信じてる】に振り回され。
【ねがい】が強くなってしまった。
ならば、こころが死んでも捨てよう。
外在化してこころから追い出そう。
こころを殺す作業は、辛い。
それでも、今、少しだけでも手放そう。
そうすることに適している、新月だから。
だから、手放して、考えない。