春はゆるゆる〜志を誕生させよう!#0037
こんにちは、ジャッキーです。お越しいただきありがとうございます。
今日も中医学薬膳の視点から、季節の養生やオススメ食材についてお話していきます!
2月4日は立春。二十四節気の一番最初の節。 暦の上では春となります。
初めて春の兆しが現れてくる頃です。この季節から数えて、最初に吹く暖かく強い南寄り風が春一番と言われています。
その後、また寒さが戻り、寒暖差が大きくなり、それを繰り返し、日に日に春がやってきます。
春は「のびのびゆったり」
中医学では、春は「肝」の季節と言われています。
「肝」は蔵血といって血を蓄える働きと、疏泄(そせつ)といって、栄養や水分などの「血」とエネルギーである「気」の流れをコントロールする働きがあります。
「肝」がスムーズに機能するように、のびのび過ごすことが大切です。
洋服も締め付けのないゆったりしたものを(下着もワイヤーレス、なんならノーブラで笑)、キュッと結んでいた髪もほどいて、身体も心も「のびのびゆったり」しましょう。色んなものを手放して手を広げ自由になろう!!
早起きして散歩しよう
春は、木々や草花、あらゆるものが芽吹いて、自然界は「陽気」がぐんぐんアップしています。
私たち人間も、その自然界で立ち昇る陽気をぐんぐんしっかり取り込んでいきましょう。
「陽気」は日の出とともに出始めるので、早起きして散歩がよいと昔から言われています。緑の多いところを選んで、新緑を肌で感じ、気を巡らせたいですね。木々のつぼみも膨らんでます~
苦味をとろう
菜の花や、蕾菜など春の山菜や野菜が出てくると、春到来♪って感じがしてウキウキします。
春野菜は「清熱(せいねつ)」といって、熱を冷ましてくれる効果があるものが多いです。上へ上へと昇りすぎた熱や、こもった熱を冷ましてくれます。
また、春野菜の苦味は、冬にたまった老廃物を出してくれます。
地方によって、寒さの違いはあると思いますが、「旬の野菜」が出てきたその気候が、食べ時と思っています。
志を誕生させよう!
暖かな陽気に包まれる春。あらゆるものが芽吹いて成長する季節、中医学では「発陳(はっちん)」と呼ばれます。
自然界で立ち上る陽気と同じように、私たちの体や心の中からも、むくむくと何かを始めたくなる時期でもあります。
その志の芽は摘み取らず、のびのびゆったりやってみよう。
何年も前の話。私は薬膳を自分のためだけに習っていました。
そこから中医学の講義を本格的に学ぼうと決めたのは、ちょうど2月でした。遠方で10-17時と座学の時間も長く、子どもも小さいしと一歩進めず悩んでいたのです。
その時、私の先生が、春の養生で「春はゆったり、志は摘まず、自由にのびのび生きるのよ~」と話をしていて、「よっしゃー!とりあえずやってみよう」と思ったのが始まりでした。
みなさんも、むくむくと志、芽吹いてきていませんか?
春の陽気とともに誕生した志。のびのびゆったり始めてみるのもいいかもしれませんね♬.*゚