【物語】カナンルールの影【700字程度】
星の塔の上にカナンルールはいる。
「こんな高いところ落ちてしまったら、ひとたまりもないよ。」
ボクはカナンルールに注意する。
「何を弱気になっているのさ。ほら!遠くでホタル魚の群れが黒い水面を跳ねてる!綺麗だなぁ!」
「こんな場所じゃなくたってホタル魚は見られるよ!ボクは帰りたいよ…。」
「うるさいなぁ、帰りたきゃ1人で帰りなよ。僕の影なら少しは根性を見せろ。」
ボクはカナンルールの影。
だからカナンルールといつも一緒。
こんなやり取りはいつものことだ。
「ほら!来たぞ!僕は