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Don't Stop MUSIC!!

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超極私的に音楽について書きます。自分のミュージックライブラリーから毎回適当に選んで、私の音楽への偏愛を書いてみようかと。
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チョコレートとは程遠いもの(銀杏BOYZ「なんとなく僕たちは大人になるんだ」)

チョコレートとは程遠いもの(銀杏BOYZ「なんとなく僕たちは大人になるんだ」)

バレンタインの季節は、賑やかでいいなあ、と思う。

チョコレートは、甘くて、華やかで、上品で、うっとりする食べ物だ。

私は、バレンタインというものが嫌いじゃない。
ゲイリー・マーシャルの「バレンタインデー」という映画も好きだし、
「愛」に溢れるロマンチックな妄想も好き。

けれども、私自身、バレンタインというものに、
あんまりいい思い出がない。

チョコレートを渡せなかったり、
渡したはいいけど

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刹なさの反則技(中村中「友達の詩」)

刹なさの反則技(中村中「友達の詩」)

ちょっと前の日曜日に、
ラジオ番組「安住紳一郎の日曜天国」を聞いていた。
私は、安住紳一郎というアナウンサーの人間臭さが好きで、
ワクワクした気持ちでラジオを聞き始めた。

今日は、なんか低空飛行なトークね、
なんて思いながら聞いていたら、
不意打ちに中村中の「友達の詩」が流れてきたのだった。

この曲を聞いた後、
切なくて刹なくて、
なんだか泣けてしまった。

この曲が発表された当時、
すごく話

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「そばかす」は少女の特権(JUDY AND MARY「そばかす」)

昨日の夜、肌のお手入れをしようと思って、
私は、真剣に鏡を覗いた。
普段は、
化粧のしあがりをさっと確認する程度だから、
こんなにも自分の顔をまじまじと見つめたのは、
なんだか久しぶりだった。

頬骨の一番高いところ、昔からそこにあるそばかす。

見つめて、ふと、思った。
これを、私は、「そばかす」と呼んでいいのだろうか。

これは、
「シミ」
と言うんじゃなかろうか。

そばかす、と言う呼び名に

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カムバック アオハル !!(矢井田瞳「TIME CLIP」)

私の青春が帰ってきた。
矢井田瞳(ヤイコ)の最新のアルバム「TIME CLIP」を聞いている。
久しぶりに聴きこんでいる。

思えば、
ヤイコの音楽は私の青春のすぐそばにあった。
切なくて苦しくてとんでもなく楽しかった日々を、
ヤイコの音楽が彩ってくれた。

制服のブレザーのポケットにいれたウォークマン、
コンポの横に積み重ねられたMD、
ヤイコの曲でいっぱいだった。

初めて、ヤイコの曲を聴

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