いじめ後遺症と私⑥《お仕事編4》コミュ障を克服するべく一念発起!!
学生時代のいじめにより、心に負った傷。
いじめは【 集団対1人】の構図で繰り広げられる事例が大半ではないかと思います。
いじめから解放されても「人と関わるのが怖い」と感じたり…「集団や組織が怖い」と感じる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
例外なく過去の私もそうでした。
私が長年苦しんだ人間不信とコミュ障は、いじめの後遺症の副産物。
過去のいじめの後遺症が原因で「人と関わるのが怖い」と感じた経験がある方は私だけではないと思います。
前回までの記事では、専門学校を中退後…
なるべく人と関わらないような仕事(工場や清掃スタッフ)を選んで働くも…
工場で配属される業務によって、仕事が続けられないパターンがあった事を書かせていただきました。
添付記事にはコンビニのお弁当工場で勤務しようとするも、単純作業に耐えられず(1ヶ月も経たずに)退職したところまで書きましたが…
今回は、その続きになります。
新しく仕事を探さなければいけない状況になったのですが、正直、再び工場の仕事に就こうとう気持ちにはなれませんでした。
とは言え…
消去法で自分が働けそうな仕事は、田舎の求人にはほとんどありません。
「コミュ障でも働ける仕事はないか?」
自問自答しながら求人募集を見ていたところ、ふとコンビニの募集要項が目にとまりました。
コンビニならお客さんと話すのも必要最低限で良さそうだし…
「 私でも働けるかもしれない!!」
そんな微かな希望を抱きながら履歴書を提出。無事に採用され、アルバイトでしたが働ける事になりました。
業務自体は、最初はレジに立つのも緊張でガチガチでしたが数をこなせば慣れるものです。
当時の私は、全く貯金をできていなかったので
「この仕事を辞めたら後がない!!」という気持ちが、慣れない接客業務に向き合うための起爆剤になっていたように思います。
逃げられないところまで追い詰められたら
苦手だと感じてきた事にも挑んでいけるものとコンビニ勤務を通して思い知らされました。
働いている人たちも、人当たりが良く、基本的には良い職場だったのですが、1人だけ嫌みを言ってくる女性がいて…
彼女(Rさん/仮名)と一緒にシフトに入る日は「仕事を辞めようかな」という考えが何度もチラつきました。
業務内容の確認以外、彼女と共通の話題もないので、会話を必要最低限にして仕事をしていると「何かオモシロイ事は言えないのか?」といった内容の言葉を浴びせてくるのです。
彼女にしてみれば、私のマジメに黙々と働く姿が鼻についたのでしょう。
毎回一緒にシフトに入るたびに、同じような嫌味を言われ…
さすがに一生懸命働いている私に対して、ネチネチ嫌味ったらしく「オモシロイ事を言え」と言われ続けるのは心外でした!!
世の中はマジメに働くのを快く思わない人もいるのか…
色々な人がいるとはいえ、カルチャーショックを受けたのを覚えています。
今にして思えば、Rさんも認知の歪みや「○○するべき」といった思考、100か0かで物事を判断する思考の癖があったのかもしれません。
しかし心理学についての知識が全くなかった当時の私にしてみれば、ただの嫌な先輩。
しかし、私がコンビニで働きはじめて3ヶ月が経過した頃…
一身上の都合でRさんは退職。
Rさん以外の人は良い方たちばかりだったので、私はそのコンビニで15年近く勤務を続ける事ができました。
給料面では一般的なOLより、かなり劣る状況ではありましたが…
転職しても嫌な人がいるかもしれないし、それなら慣れた職場で働き続けた方がいいと考えた結果です。
対人関係で傷ついてきた過去がある場合、転職したり環境が変わる度に「意地悪な人がいたらどうしよう」と不安や心配に支配されそうになるのは…
過去の私だけではないと思います。
そんな不安も相まって、私は勤めていたコンビニが廃業するまで働き続けたのです。
廃業の理由は、近くに強豪店が出店し、売上が急激に下がった事でした。
オーナーも70代と高齢という事もあって「フランチャイズの更新のタイミングで閉業する」と聞かされた時…
私の心中に濁流のような不安が流れ込んできたのを、今でもハッキリと覚えています。
30代半ばで求職活動をしなければならない状況に追い込まれるのは、不安を通り越して恐怖に近い感情でした。
そして…
その不安は現実のものとなるのです。
To be continued…