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10年前の自分へnoteを届けたい
年の瀬も近付いて来ましたが、2024年はnote10周年でした。
noteを始めて間もない頃に、ひいろさんの記事を見つけて、ことしは記念の年なんだ、と印象に残っています。
そして、10年前は何してたかなと思い返してみました。
高校3年生。
真っ先に思い出すのは、学校生活を楽しめなかったなということです。
学校に行っても、一日誰とも喋れなくて。
ぼっちでお弁当を食べたり、休み時間にはやることがなくて困っていたり、放課後は逃げるようにさっさと帰宅するような日々でした。
あと、当時は容姿のことでも自信をなくしていました。20代になってからは落ち着いたのですが、成長期の頃は太っていく一方でした。
クラスメイトがスカートを短くしたり、おしゃれを楽しんでいるのを見ても、自分はそういうことしたらダメなんだなと自己否定していました。
「セブンティーン」という言葉があるように、子どもの頃に雑誌「ちゃお」とかで見たキラキラな青春生活とは程遠く。
みんなとは違う...と感じる日々でした。
学校生活がつらいなと感じていたのですが、大人になって社会で生活するのは、もっともっとつらくて大変という漠然としたイメージがありました。
当時、大学受験を控えていました。
ですが、将来のことを考えてみても、心のなかには「未来なんて来なければいい」と投げやりな気持ちがありました。
でも、そんな風に思っていることを誰にも言えません。結局、私の受験勉強は中途半端だったなと感じています。
ここで、ちょっと想像してみます。
もし、10年前にnoteを見つけていたら。
学校生活がつらくなったとき、日常の何でもないことに楽しみを見出している人に出会えたら、自分も何か楽しいこと見つけてみようって励まされます。
散歩に行ったことや、読んだ本のことなど。
そんなささいな記事を読むと気持ちがほっこりするんです。
休み時間にすることがなくて困っているときに、きょうは何の話だろうって、毎日投稿している人のnoteをのぞいてみたら、学校生活の密かな楽しみになります。
もちろん、10年前はnoteの利用者数も投稿数も今より少なかったことでしょう。それでも、学校に行きやすくなる「なにか」に出会えていたんじゃないかなと思います。
そう考えてみると、私のnoteをいちばん届けたい相手って過去の自分かもしれません。
人付き合いが苦手なりに、気ままに楽しんで暮らせるようになってきたこと。
自分で学びたいことを見つけて本を読んだり、知らない土地を訪れてみたり。
自分はまともな大人になれないと思っていた10年前には、どれも想像できなかった未来です。
ずっとひとりでなんて寂しい生活なのかと、人からは言われるかもしれません。
でも、私にとってはここまで来られてよかったなと幸せに感じる日々です。
思い通りにいかないこともあるけど、生きていてよかったと思うこともいっぱいあって。
未来の方が楽しいよ、
大丈夫だよ、
と伝えてあげたいのです。
10年前の自分に手紙を出すつもりで。
読んでも信じてもらえるかはわからないけど。
10年一区切りということで、noteや過去の自分のことを考えてみました。
18歳から28歳がそうだったように、
28歳から38歳も
ここまで来られてよかったと思える日々を積み重ねていきたいです。
また次の記事でお会いできますように。