先週末の鎌倉
友人たちと鎌倉を楽しんだ。英国アンティーク博物館へ行きたいと、何度も話題になっていた。上の写真はその入口。BAM鎌倉だけではなく楽しんだ。そのときの写真たち。
友人たちに、「これは何?」と尋ねようとして撮ったのが上の写真だった。
小さなテーブルの上にある、小さな銀食器のような4つセット。
スプーンも4つセットのようで、隣のカップに入れるジャムなど、紅茶かパンのための食器か、と思いながら撮っていた。
が、撮り終えると、質問するよりも前に友人が「エッグスタンド」と答えを言ってくれた。確かに器は卵サイズだった。
とはいえ。そのスプーンは何に使うのかなど、すっかり忘れていることにも、写真を見てから気づいた。後日、調べて納得。
ちなみに、奥のデスクにはホームズが座っていた。何だか怖い感じがした。不気味の谷に似た感覚か。
上部にパイプオルガンのようなパイプも付いているが、たぶん飾り。見たそのときには、パイプオルガンの仲間か、エレクトーンの古いものと思う、と友人たちと話したのだが。
後日、調べたりしているうちに、足ペダル鍵盤はないが、エレクトーンの古いものと感じた。両足が動力源の楽器なので、足はヒマではないらしい。それでも写真を見ると、音色操作用と思うニーレバーも付いていた。
うちのエレクトーンにも、使ってみたことはないもののニーレバーはある。後日、調べたリードオルガンには、両足用に2つのニーレバーが付いていた。全身が忙しい楽器なのは、今のエレクトーンと大差なさそうだった。
弾く音は一つでも、オクターブずれた音も出るボタンもあったり、音色はミックスさせられそうだったり。ボタンは、低音域と高音域で別な設定にできる。
アナログなエレクトーンという印象。エコーは、きっと内部の風車が回るのだろう。
鶴岡八幡宮の参道の一部は、段葛と呼ぶらしい。BAM鎌倉の前は、堤防のような、少し高さのある参道になっていた。
鶴岡八幡宮の境内にある、とてもきれいな博物館も楽しんだ。鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム。歴史や行事の様子が見やすく展示されていた。
建築も良かった。元の建築は県立近代美術館の旧鎌倉館らしい。模型で展示されていたと思う。私は以前を知らないのだが、その良さを壊さないよう改修工事していた動画もあり、興味深く楽しんだ。
ランチした古民家は味わいある建築だった。食器もインテリアも面白かった。
もちろん食事も。カレーを選んだせいだけではなく、体が温まる薬膳をいただいた。お茶にはたくさんのシナモンが入っていたり。必ずしも辛いという意味ではない、スパイシーなランチを楽しんだ。
写真はないが、鶴岡八幡宮へ参拝したり、境内の茶寮、風の杜で抹茶をいただいたり、吉兆庵美術館を楽しんだりもした。展示も建築も楽しんだ。
風の杜は、心地良い高さと明るさのある空間だった。
吉兆庵美術館は、北大路魯山人の作品など、和菓子屋さん企画らしい食文化の展示が楽しかった。超絶技巧な焼き物も展示されていたり、興味深かった。
あちらこちらを楽しんでいるうちに、激しく歴史音痴な私でも、鎌倉にまつわる歴史をたくさん勉強したように思う。「いざ鎌倉」という言葉の背景や、その「いざ」なときは、どんな場所を通るのかを大画面で見られたり。
鎌倉へ行ってから既に一週間が経つのだが、その勉強が身についたかは… それはその… 別問題ということで。
鎌倉の翌日は、歩くのも嫌になるほどの筋肉痛だった。豆腐製の私には、筋肉なんてものは付いていないと思っていたのだが… 何が痛んだのか知らないが、鎌倉での、たくさんの階段の上り下りに疲れたのだろう。
鶴岡八幡宮の高台のご社殿だけではなく、鶴岡ミュージアムでもBAM鎌倉でも吉兆庵美術館でも、階段は多かった。短い階段でも、もっとエレベーターを使うべきだったか。
翌日は細々とした用事で、ほぼ一日中、外出していた。無茶がある感じだった。
初夏の激しい日焼けが、ようやく目立たなくなりホッとしたところだったが、今は再び、日焼けの境目が肩にある。
首筋を露出する季節ではなくなるだろう、きっと春までには境目もなくなるだろう、ということで良いことにする。
とても良く晴れ、日向は暑いくらいだった先週の土曜日。