早く読むべきだったと、心から後悔した。埃被らせてしまったけれど、買ってよかった。
積読常習犯のxuです。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
「年末年始に読むぞ!」と意気込んで買ったものの、年末はドタバタしてしまって、なかなかまとまった時間が取れず…。
あれだけ口酸っぱく「時間はないんじゃない。つくるものだ!!!」と言っていながら、結局年内に読めなかったという大馬鹿者です。
リビングにあるローテーブルにどかんと置いておいて、「掃除するからどかしたいな〜」という心理を利用して積読消化を促しているのですが、その掃除をする時間すらなかった。毎晩日付が変わった頃に死んだように眠っていました…。
自分のケツすら自分で叩けないってどういうこと…。
そして、年始は年始でまたまたトラブル発生。長めのおやすみをいただいておりながら、休めた心地がしません…。
せっかく古賀さんご本人の記事でケツ叩いてもらったのに、情けないです。
これではいかん!ということで、年始にようやく読むことができました。
上記の記事で、まさかの本の序章部分を一挙大公開された著者の古賀さん。
「そりゃ、続きが読みたくなりますわ!!!」と納得の内容でした。
そして、まんまと買ったものの、本が届いてようやく読み始めた頃には序章の内容なんかとっくに忘れていました。ほんとにわたしにげんこつ落としてください。意識がなくならない程度に。
まず、2回目の序章のはずなのに、何度も納得だなぁ〜と思える内容でした。
きっと、古賀さんの文章が読みやすいからだと思います。上から目線じゃないし、どこかまだわたしたちに近い存在な気がします。ほんとうはもっとすごい方なんですけどね。馴れ馴れしくわたしが語れる方では到底ありません…。
ですが、そんな親近感を覚えるような書き方がきっと人気の秘訣だと感じました。とても勉強になります。
序章を読み終えて、あっという間に読めたな、と思いました。
文と文の感覚が程よいのかなぁ。
いや、そんなことじゃなくて、きっと古賀さんがわかりやすい具体例の提示と、読者を引き込む書き方がうまいからだと思います。
あと、マニアックな話をすると、この本結構分厚いのですがそんなに重たくない。紙が無印良品のメモパッドのように、再生紙みたいな質感で軽いです。
コントローラーしか持てないわたしでも、手首が折れることなく読める。
物理的な軽さも、読みやすさの秘訣なのかな、なんて。
そして、この本の面白いところは、ワークショップのコーナーがあるところ。受動的ではなく、能動的に学べるのが画期的ですよね。
他の本にも問題が載っているものがありましたが、実際にやらない人もいると思います…(わたしがそう)
ですが、綴じ込み付録のように付属しているので、やらざるを得ない!笑 本の作り込みがほんとうにお上手だなぁ…と脱帽しすぎて帽子がなくなるほどでした。
デパートの件もほんとに納得だったなぁ…。こんなに具現化(言語化)できるよう、わたしも訓練しなきゃなぁ…。
最後の方に書かれている、古賀さんからのお言葉は、お恥ずかしながら涙が出そうになりました。
ライターって結局なんなんだろうな、とか、働き方・在り方についてすごく悩んでいたので、心に沁みました。(あと、自分の無駄なプライドの高さが恥ずかしく感じました…反省…)
もうどの方も同じような感想を書いていらっしゃるので、「もう聞き飽きたわ!!!」って感じだと思いますが、ほんとうに買って後悔はないと思います。むしろ、3,000円でいいんですか、というレベルです。
とは言いつつ、手軽に出せる金額ではないな…って思いますよね…わたしも買うのかなり躊躇しましたし…。でも、よほどオンラインサロンに通うよりかは、わたしには合っていました。
さまざまなサロンを体験しましたが、わたしは大人数でなにかをするということが苦手なので、自主的に、でも隣に古賀さんがいるような感覚で学べるこの本に出会えて良かったと思いました。
とりあえず、書くこと・伝えることを学びたいと思っている方は、今月のゲームへの課金などを我慢して買ってみてはいかがでしょうか。
最後に、古賀さんへ。
この本を書いていただいてありがとうございました。ライターという職業は、特に資格もなく誰にでもなれる職業です。それゆえに、執筆のルールや伝わる書き方の定義が曖昧になってしまっていると感じています。
バラバラだった地図を一つにまとめてくださるようなこの本が、今後ライターの教科書であり続けることを、わたしも心より願っております。