悩みの根源|幸せ習慣⑶

こんにちは!自信がつく幸せ習慣の吉野です!

前回のストレスチェックで「自分が今どれくらいストレスを感じているか」を確認していきましたね。
当てはまる項目もあれば、当てはまらない項目もあったかと思います。

今、あなたが感じるストレスを軽減していくには、悩みを生み出している根本的な原因を知り、それに応じたアプローチをする必要があります。

そこで今回は、まずストレスや悩みの根本的な原因を明らかにするために、
脳科学の視点から「3つの悩みの根源」についてお話ししていきます。

最後までご覧いただくことで、あなたは何が原因でストレスを感じているのかがハッキリと認識できますので、ぜひ参考にしてみてください。

人間の根源的な欲求

人は生物としての根源的な欲求があり、その欲求が満たされていないと悩んでしまいます。なので、まずはどんな欲求があるのか見ていきましょう。

以下のように、人には5段階の欲求があると言われています。

心理学者 アブラハム・マズロー|欲求5段階説

5つの欲求はピラミッドになっています。一番下の「生理的欲求」が最も重要な欲求になり、「自己実現欲求」はこれらの土台の上に成り立つとされています。

では、これらの欲求を現代の私たちの悩みにリンクさせてみましょう。
すると、現代人の多くは「生理的欲求」「愛の欲求」「承認欲求」の3つが不足している時に悩みやすくなることが分かります。

その理由としては、

  • 「生理的(安全)欲求=健康」

  • 「所属と愛の欲求=人間関係」

  • 「承認欲求=仕事」

と関係していることが多いからです。

さらに、この3つの悩みは「3つの脳内ホルモン」と深く関わっていることが最新の研究で明らかになってきました。(参考:HAPPINES〜3つの幸福〜|樺沢紫苑

この脳内ホルモンが欠如していると、自律神経のバランスが乱れてしまい、ストレス過多や不眠、うつ病を引き起こす可能性が高くなります。

3つのホルモン不足で悩む

以下の表で、人が持つ「悩みの例」と「悩みの原因となっているホルモ
ン」の相関関係についてみていきましょう。

〈3つのホルモンと3種類の悩みの相関表〉

次に、人が悩んでいるときに「脳内ではどうなっているのか」をみていきましょう。

前述したように、人が満たされていないと感じるのは「3つの脳内ホルモンが不足していることが原因」として考えられます。

3つのホルモンは「セロトニン・オキシトシン・ドーパミン」という物質(別名:幸せホルモン)です。

つまり、幸せホルモンを増やしてあげることで、悩みを根源から解決していくことが可能となります。

では、3つの幸せホルモンとは何かを具体的に解説していきます。

1|セロトニン

セロトニン「心地良いなぁ」と感じるときに多く分泌されるホルモンです。
身体や心を安定させて、スッキリした気持ちにさせてくれる役割があります。また、セロトニンが満たされていないと感情のコントロールが難しくなります。

【セロトニンの分泌が増えるとき】

  • 太陽を浴びながら散歩している

  • 山や森の中を歩いている

  • 運動した後

【セロトニンが満たされていないと】

  • 気持ちのスッキリ感がない

  • なぜかイライラする

  • 鬱々して気分が晴れない

ちなみに、セロトニンの90%は腸で分泌されると言われているので、腸内環境が悪いと分泌量も減ってしまいます。

2|オキシトシン(愛情ホルモン)

オキシトシン安心感を感じられているときに多く分泌されるホルモンです。
主に人間関係と関わっており、満たされていると日常的に安心感を感じやすくなります。

【オキシトシンの分泌量が増えるとき】

  • 親子でハグやスキンシップをしている

  • マッサージをし合う

  • 悩みを聞いて共感してもらえた

  • 誰かに「ありがとう」と伝える

ちなみに、マッサージはされる側よりもする側の方がオキシトシンの分泌量が高いというデータがあります。

3|ドーパミン(興奮系)

ドーパミンとは達成感を感じられているときに多く分泌されるホルモンです。難しいことができたときや、自己成長を感じられているときにも分泌量が増えます。

【ドーパミンの分泌が増えるとき】

  • 仕事のノルマを達成できた

  • 自己成長を感じられているとき

  • 運動や筋トレをした後

  • 試合やゲームに勝った

  • 読書

あなたはどの悩みが大きいですか?

人がストレスや不安を感じるのは、セロトニン・オキシトシン・ドーパミンが十分に分泌されていないことが原因です。

つまり、ホルモンが満たされない行動習慣になってしまっているので、悩みが無くならないわけです。

すべてが十分に満たされている方の多くはあまり深く悩むこともないでしょう。3つの幸せホルモンが満たされている状態だと、1日の充実度はかなり高いはずです。

ですが、セロトニン・オキシトシン・ドーパミンが満たされていないことで悩んだり、ストレスを感じてしまいます

本記事で、あなたの「ストレスの根本的な原因がどこから来ているのか」を解説いたしました。

次回は、「どのホルモンをどう満たしていけば自分の悩みを解決して、人生をより豊かにできるのか」を具体的なアクションと共にお話ししていきます。

まだストレスチェックが済んでいない方はこちらから日頃どんなストレスを感じているのかをチェックしてみましょう。


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