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読書メモ中心に気の向くままに書いていきやす。

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    ビジネス書中心に読書メモを纏めてます。

  • ただただ雑感

    気の向くままに書いてる記事を纏めてます

最近の記事

自分が欲しいものだけ創る!(読書メモ)

noteへの投稿は最近ご無沙汰でしたが、備忘録として書かずにはいられないレベルの良書でした。 マーケティングに対する考え方が、今まで読んだ書籍のなかで最もしっくりきました。 正直なところ、マーケティングやブランディングは、表面的な理解で止まっていました。本格的に勉強しようと何度も試みたものの、専門的な理論や用語がどうしても小難しく聞こえてしまい、感覚派で支配された自分の脳内がその都度拒否していました(笑) なので、本書に興味を持ったきっかけも、理論ではなく、事業の多角化

    • アトツギが日本を救う 事業承継は最高のベンチャーだ(読書メモ)

      2世経営者のリアルが知れる1冊です。 本書は株式会社サンワカンパニー代表取締役 山根太郎氏が、父親が創業した会社を継いだ自らの経験を纏めた1冊です。著者の仕事観や苦労、事業承継に対するアドバイスなどが余すことなく記されています。 自分は著者と同じく家業のアトツギ(候補)ということもあり、タイトルに惹かれて本書を読み始めたのですが、全体を通じて著者の決断力と覚悟に凄みを感じました。逆に事業承継して会社を変えていくことは想像以上にHARD THINGSの世界だということを再認

      • 見抜く力 リーダーは本質を見極めよ(読書メモ)

        リーダーのあるべき姿を示す教科書です。 本書は、キャノン電子株式会社の酒巻社長が、リーダーに必要な本質を見抜く力について豊富な具体例をもとに解説した1冊です。 恥ずかしながら自分は著者については存じ上げなかったのですが、とある記事で本書がおすすめされたのを目にしたことがきっかけで興味本位で読み始めました。 すると、利益の生み出すためのムダの見抜き方から始まり、リーダーシップのあり方、組織論まで学び満載で終始メモが止まりませんでした。 なかでも、 ・経営トップによる率先

        • 「数字で考える」は武器になる(読書メモ)

          数字が「理解できる」から「使える」に変わる1冊です。 本書はリクルート時代に「KPI」「数字の読み方」の社内勉強会を約11年間担当した著者が、数字を使った「仕事の考え方」「データの見方」を解説した1冊となっています。 統計学などの専門知識を使わず、四則演算を使ったアプローチのため、即実践できる内容です。 全体的な感想としては、 ・正しい数字の見方、分け方 ・あらゆるものを数値化する重要性 ・ビジネスシーンにおける数字の活用方法 などが勉強になりました。 では、いつも通

        • 自分が欲しいものだけ創る!(読書メモ)

        • アトツギが日本を救う 事業承継は最高のベンチャーだ(読書メモ)

        • 見抜く力 リーダーは本質を見極めよ(読書メモ)

        • 「数字で考える」は武器になる(読書メモ)

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          13本

        記事

          「ハードウェアのシリコンバレー深圳」に学ぶ−これからの製造のトレンドとエコシステム(読書メモ)

          “日本人経営者版の「HARD THINGS」でした“ 本書は「ハードウェアのシリコンバレー」と称される広東省深圳市において、第一人者として活躍するジェネシスホールディングス・藤岡淳一社長が、同市の変遷を辿りながら自身の取り組みを纏めた1冊となっています。 著者を知ったのはつい最近で、News Picksでのインタビュー記事でした。 中国の最前線で活躍する著者ならではのエピソードが印象に残ったため、この流れで本書も読むことにしました。他のビジネス書と比べるとページ数は少な

          「ハードウェアのシリコンバレー深圳」に学ぶ−これからの製造のトレンドとエコシステム(読書メモ)

          ジャパネットの経営 東大卒2代目の僕がカリスマ社長の後を継ぎ大事にしてきたこと(読書メモ)

          "後継者が成功するための考え方を学べます" 本書は、通信販売大手のジャパネット 2代目社長・ 髙田旭人氏が、カリスマ創業者・髙田明氏の退任以降も成長を続ける同社の取り組みや、自身の考え方について纏めた1冊となっています。 著者についての予備知識はゼロに近い状態で本書を読みましたが、 ・創業者の時代に培った強みの活かし方 ・ボトムアップ型の組織に変わるための仕組みやルール ・著者のセルフマネジメント論 などためになる内容が数多くありました。 では、いつも通り印象に残った内

          ジャパネットの経営 東大卒2代目の僕がカリスマ社長の後を継ぎ大事にしてきたこと(読書メモ)

          言葉ダイエット メール、企画書、就職活動が変わる最強の文章術(読書メモ)

          「纏めたつもりが、余計にわかりづらい。」 「気づけば横文字のオンパレード。」 誰もがぶつかる文章の壁を乗り越えるための教科書です。 本書は電通コピーライターの著者が、ダラダラ文章とサヨナラするための「言葉ダイエット」実践例を紹介している1冊となります。 文書術系の書籍は何冊も読んできましたが、個人的には1番わかりやすかったです。 主に、 ・読んでもらえる前提で書かない ・とにかく無駄を省き、シンプルな文章にする ・ストーリーを意識した構成にする といったことがわかりやす

          言葉ダイエット メール、企画書、就職活動が変わる最強の文章術(読書メモ)

          世界的優良企業の実例に学ぶ 「あなたの知らない」マーケティング大原則(読書メモ)

          “マーケティングのイロハが理解できます“ 本書は、マーケターとして数々の企業で活躍してきた足立光氏と土合朋宏氏が、マーケティング実務者のための戦略指南書として、実践経験に基づく「原則」を解説した1冊となっています。P&G、コカ・コーラ、マクドナルド、ツイッター、スマートニュースなどの最新事例や、業界のキーパーソン達との対談も収録されており、読み応えも十分です。 読み終えた感想としては、マーケティングに定義される内容が幅広くカバーされているため、初心者の学び始めや実務者の復

          世界的優良企業の実例に学ぶ 「あなたの知らない」マーケティング大原則(読書メモ)

          現状維持は衰退

          新型コロナウィルスの影響で緊急事態宣言による外出自粛が続いています。これに引っ張られるように景気も後退しているので心配が尽きないわけですが、組織にとって景気後退と同じく怖いのが「現状維持バイアス」の加速です。 要するに、 「こんな時だから新しいことにチャレンジしよう!」 ではなく、 「こんな時だから現状維持でしばらく様子を見よう」 という考えが組織内に蔓延する状態です。 そして厄介なのは、こういう思考に1度でも陥ると、平時に戻ったときにも、 「問題なければ現状維

          現状維持は衰退

          ぜんぶ、すてれば(読書メモ)

          「こういう経営者になりたい」「この経営者のもとで働きたい」と強く思わせる1冊です。 本書は、ここ数年で革新的サービスを続々と生み出し、老舗企業から機動力溢れる組織へと変貌を遂げた、寺田倉庫 元・代表取締役社長兼CEOの中野善壽氏が、一人の人間としてのあり方を綴った1冊です。 著者については、約2年前にNews Picksの特集記事を読み初めて知ったのですが、その内容の面白さから勝手にファンになっていました。 そして、今回待望の初著書が出るということで発売日当日に購入し即

          ぜんぶ、すてれば(読書メモ)

          大きな嘘の木の下で 〜僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。〜 (読書メモ)

          人生の教訓になる金言満載の良書です。 本書は、処女作の『破天荒フェニックス』が大ヒットしたOWNDAYS・田中社長が、世の中に存在する常識の「ウソ」に、独自の視点で切り込んだ1冊です。 前作を読んで著者のファンになり、待ちに待った2冊目でしたが、期待通りの面白さでした!前作はビジネス小説でしたが、今作は自己啓発寄りの内容です。 では、いつも通り印象に残った内容をピックアップします。 「幸せ」ではなく「豊かさ」を基準に考える 「豊かさ」の観点で考えたことは無かったですが

          大きな嘘の木の下で 〜僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。〜 (読書メモ)

          スタートラインは違う

          こんにちは。緊急事態宣言以降、今まで以上に出不精となり、体型も緊急事態宣言となっています。本当に一刻も早く収束することを願うばかりです。 さて話は変わりますが、当社では4月に新入社員が6名入社しました。この入社数は例年の約2倍で、近隣の中小企業と比べても話を聞く限りでは健闘してます。 数は力なので6名全員が欠けることなく切磋琢磨して頑張って欲しいと願っていますが、ひとつだけ勘違いしてほしくないことがあります。 それは同期という存在が、 「スタートするタイミングが一緒な

          スタートラインは違う

          督促OL 修行日記(読書メモ)

          ストレス社会で戦う人達を勇気づける1冊です。 本書は、人見知りで話しベタで気弱なOLの著者が、新卒入社の信販会社で最終的に年間2000億円の債権を回収するようになるまでの、苦労や困難をコミカルに纏められています。 自分は元々インサイドセールス職だったこともあり、興味本位で購入しましたが、まず読み物として十分に面白いです。また所々で債権回収するためのノウハウも書かれているため、インサイドセールスのスキル面で参考になる点も多いです。 では、いつも通り印象に残った内容をピック

          督促OL 修行日記(読書メモ)

          諦める力(読書メモ)

          物事に対する考え方、捉え方が一気に広がる良書です。 本書はオリンピックに3度出場した陸上界のトップアスリート・為末大さんが、「諦める」という言葉の真実を自身の経験を交えて解説していく1冊となっています。 これまで色んなアスリートの本を読んできましたが、著者の内省力と言語化力は頭一つ抜けているように思います。本書でも著者の独自の観点や解釈が面白く、「諦める」という言葉のイメージが180度変わりました。 では、いつも通り印象に残った内容をピックアップします。 手段を諦める

          諦める力(読書メモ)

          物事を一気に進める方法

          はじめに別に在宅勤務でもないのに、最近投稿ペースが上がってます。アウトプットしたい症候群です。 で、今回は「物事を一気に進める方法」について書こうと思います。 「そんな都合良い話あんの?」といった意見もあると思いますが、最近の経験も踏まえて、あくまで個人としての考えを纏めてみました。 テレワーク導入での気づき現在当社では、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、一部の社員が在宅勤務を開始してます。 この話だけ切り取ると、最近よく聞くテレワーク導入事例なのですが、当社は他

          物事を一気に進める方法

          決めたことに最後は従う

          今回は書評ではなく、ただのぼやきです。 昨日になりますが、新型コロナウィルスによる感染拡大を受けて、日本政府(与党)より7都道府県に対し緊急事態宣言が発令されました。 発令に至るまでのここ数週間は、日本政府の対応の遅さについて連日批判が集中しており、発令後も収まる気配はありません。 個人的にも、連日報道される国会での曖昧な答弁や、諸外国の感染防止に向けた対応の速さを見ると、日本政府に物足さを感じることは多々あります。 ただ、野党筆頭に決まったことに対して、批判を延々と

          決めたことに最後は従う