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一般サラリーマンが起業後に感じた3つの変化

起業して3ヶ月が経った。

3ヶ月という期間は人によって感覚的に長かったり短かったりするが、私にとってこの3ヶ月はとても長く感じた。10月起業した頃にとった写真を見返すと「これが3ヶ月前の写真?」という不思議な感覚になる。もっと昔のことのように感じる。

世間では人は歳をとると時間の流れが早く感じるようになると言われているが、私はこれまでの人生においてそのように感じたことがない。その中でもこの3ヶ月は特に長く感じている。

それはきっと起業後の悩みが多かったり、多くの新しいことに直面したり、早く結果を出さなければと焦っていたり、そういったことが影響しているのではないかと感じている。

また私は副業経験なしで急に脱サラして株式会社を興したので、特に急激な環境の変化を体験している人間だと思っている。私の起業の経緯やバックグラウンドについて気になる方はぜひこちらの記事も読んで頂きたい。

この3ヶ月で私は自分自身について大きな変化を感じている。ここでは3点だけ挙げたい。

①常に孤独感がある

これは当たり前のことかも知れないが、サラリーマン時代は良くも悪くも集団(コミュニティー)に属していた。朝出社すれば誰かがいて、ホットコーヒーを飲みながらみんなと他愛もない会話をしていた。

それが今では叶わない贅沢となっている。同僚がいない一人法人であるから、仕事中に同じ空間を共有する人はいないし、良いことも悪いことも全て自分の中で消化する必要がある。結果的に孤独感を覚えてしまう。

共同創業者がいる場合はこのような感じではないだろうが、残念ながら私の周りには同じ志を持った人はいなかったし、誰かを巻き込む前にある程度のビジネスを作っておきたいという気持ちもあった。

②付き合う人が変わる

これは特に変わったことかも知れない。誤解を恐れずストレートに言うと、私はサラリーマン時代よりもハッキリと「人を選ぶ」ようになった。サラリーマン時代は商談や会食のアポイントメントが入れば基本的に参加するスタイルであったが、起業後は商談も会食も半分以上断っている。

それは雇われの身ではない(自分の意志を押し殺す必要がない)ということが大きく影響しているだろうが、それよりも「この人と話しても何も新しいことが生まれない」「時間とお金がもったいない」「この人と自分の熱量には大きな差がある」「今は自分の時間を自分のために最大限使いたい」というドライな思考が強まったからだろうと考えている。

この人を選ぶことが少なからず①の「孤独感」に繋がっていることは理解しているが、孤独感よりもドライな選択肢を選んでいるのが現状だ。

毎月どこからか給料が振り込まれてくる訳でもないし、誰かがコストを負担しくれるわけでもない。何かが保証されている訳でもない。一人法人である以上、私の選択は会社の選択であることを自覚しているし、私はこれまでお世話になった方々へ恩返しするためにもこの会社を効率よく運営する責任があると考えている。

③事業へのこだわりが消える

これも意外な点ではあったが、当初事業計画で「これをやろう」と細かく決めていたことが、たった3カ月の時間の流れとともに変わっていた。事業の大枠は変わっていないものの、実際に起業してみてボツになる部分が多くあった。

正直なところ、売上が上がらないと事業は継続できないので、独りよがりになっている場合ではないというのが現状だ。自分のスタイルや価値観だけは貫きながら、事業のパーツ部分は柔軟に変化させている。お客様の求めるものを足したり、不要なものを引いたりしてきた。そうしているうちに自分の事業に対するこだわりが消えていた。

お客様にとって必要だと思い込んでいたことが意外と不要だったり、革新的だと思っていたことがそれほど目新しいものでもなかったりする。今後は感覚的な部分も活かしながら「こうした方が良さそうだな」「これは要らないかもな」と試行錯誤しながら自社のサービスをより洗練(変化)させていきたい。

上記3点は全て今までの人生では経験したことがないことであり、全てが自分の人生においてとても貴重な経験だと感じている。そしてこれからも新しい事柄に積極的に突っ込んでいく姿勢を大切にしていきたい。



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