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百日草
2022年4月11日 11:20
角川書店の月刊誌「俳句」の2021年の12月号に、「必読の俳論1970-2020」という50年間での俳論、この一冊という特集記事がありました。総論含めて、7名の論客の方が素晴らしい文章を執筆されていますが、その中でも総論の澤好摩氏をはじめ、大井恒行氏、黒岩徳将氏が書かれているのが坪内稔典氏の「過渡の詩」と続く「俳句の根拠」です。絶版になっていて読めなかった「過渡の詩」は、今年、松山たかし氏の象の
2021年12月12日 16:43
2010年5月1日から始まった毎日新聞朝刊の季語刻々の連載。毎朝、社会面に今日の一句として、坪内先生が選んだ俳句と鑑賞エッセイが載ります。400回を超えた季語刻々のセレクト版です。去年の8月に出た「俳句いまむかし」の続編です。この本では、同じ季語の俳句で、現代の俳人と昔の俳人を並べて鑑賞しており、今昔の対比も面白い本です。旧「船団」の先輩や句友たちの素敵な俳句がたくさん載っています。☆「俳
2021年9月14日 21:40
8月から9月にかけて、友人が数人SNSをやめたりしたので気落ちしてしまい、すっかり更新が遅くなりました。毎日更新できる人はやはり凄いエネルギーだと思います。 俳句誌の鬣第80号は、創刊20周年記念号です。おめでとうございます。記念号として、特集坪内稔典100句を読む、です。初めて、この俳句誌を読ませていただき、散文(論考・鑑賞文)が多くびっくりし、読み応えありました。鬣の林桂氏が選んだ100
2021年2月25日 18:48
2010年5月1日から始まった毎日新聞朝刊の季語刻々の連載。毎朝、社会面に今日の一句として、坪内先生が選んだ俳句と鑑賞エッセイが載ります。10年を超えた季語刻々のセレクト版です。この本では、同じ季語の俳句で、現代の俳人と昔の俳人を並べて鑑賞しており、今昔の対比も面白い本です。「船団」の先輩や句友たちの珠玉の俳句がたくさん載っています。☆「俳句いまむかし」坪内稔典著 毎日新聞出版局 1800円
2020年12月30日 21:05
毎年、自分へのご褒美として12月に記念の本を買うことにしています。今年は、「新編 山頭火全集・第一巻」にしました。今年は、種田山頭火没後80年になるそうです。これまで種田山頭火に関しては、「山頭火百句」(坪内稔典・東英幸編著・創風社出版 800円+税)で、楽しく学んできましたが、全集となるとスケールが大きいです。第一巻は、自選句集「草木塔」と雑誌「層雲」発表句であり、解説を坪内稔典氏、月報を菅啓
2020年12月7日 18:43
俳句は結社や同人誌など、句会仲間で冊子を作ったり、師系といって先生を慕う集団によって、学ぶこと多いです。他の文芸ではあまり考えられないことですが、俳句と短歌の短詩系文学の特色だと思います。 わたしも2011年から「船団」という俳句グループに参加しました。2014年からは、「船団」誌の編集のお手伝い(会務委員)をしました。2020年6月、船団は散在という形で終わりました。船団誌も125号を持っ
2020年10月14日 14:17
私に俳句の楽しさを教えてくださったのは、坪内稔典先生であり、船団の会という俳句のグループでした。船団の会は、今年6月に散在してしまいました。けれど、書籍という形で残された俳句やエッセイは、そのまま、船団の会の財産としてあり続けます。散在後の7月に出版されたネンテン先生の俳句とエッセイの本です。☆「早寝早起き」 坪内稔典著 創風社出版 1400円+税 わたしの十句を含めて俳句の四つの章立