【21年秋アニメ研究】「最果てのパラディン」の分析【2:構成の分析】
※引き続き、2021年秋アニメ「最果てのパラディン」の第1話を分析します。まずは【1:鑑賞者の体験の分析】をご覧になることをお勧めします。
本記事全体のまとめ
※本記事全体をレポート形式にまとめました。本記事後半の文章と同内容ですが、レポート形式の方が見やすいと思います。お勧めです!
ストーリー
少年ウィルは、3人のアンデッドと暮らしている。
自分がなぜアンデッドと共にいるのか、3人がなぜアンデッドになったのかなどわからないことだらけだ。
しかし……3人はウィルを愛し、色々と教えてくれた。ウィルも3人を大切な家族と感じている。
かくして、ウィルはすくすくと成長していった。
各パートの出来事
▶第1幕(0-5分)
・幼い少年ウィルは、3人のアンデッドと暮らしている。ガス(幽霊)、マリー(ミイラ)、ブラッド(スケルトン)だ。3人はウィルを実の子どもや孫のようにかわいがり、世話してくれている。
・ウィルは生まれてからこの3人にしか会ったことがない。また、3人はなぜアンデッドなのかなど疑問もある。だが聞けずにいた。なぜなら、彼自身も秘密を抱えていたから。
▶第2幕前半(5-12分)
・すなわち……ウィルは生まれた時から、<おぼろげな前世の記憶(前世は日本人だったようだ)>と<大人の意識>を持っていた。
・ウィルは赤ん坊の時に3人に拾われ(?)、そして育ててもらった。彼は、ガスからは魔法や学問を、ブラッドからは武術や戦士としての心構えを、マリーからは信仰と一般常識を教わった。
▶第2幕後半(12-17分)
・ウィルは3人に愛され、すくすくと成長していった。
・やがて、かつては3人が一流の魔法使い、戦士、神官であったことなどが明らかになる。
・ブラッドはウィルにとって父親のような存在だ。彼は言った「俺たちにも色々あったんだ。だが悪ぃ、まだ説明できない。お前がもっと大きくなったら全部話すさ」。
▶第3幕(17-22分)
・ある日ウィルは、マリーが神殿で炎に焼かれているのを目撃、仰天する。
・じつは……マリーは神官だったが、死の直前に悪神と契約を交わしアンデッドになった。それ以来神気に触れるだけで炎に焼かれてしまうのだ。だがそれでも神を慕う彼女は、炎に焼かれながら祈りを捧げ続けていた。
・事情を知ったウィルは「自分も一緒に祈らせてほしい。マリーと同じものを感じたいんだ」と微笑んだ。
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(担当:三葉)