この戦闘シーンを見よ！格好いい上に、コメディシーンとしても秀逸だ！！｜映画「イップ・マン 序章」に学ぶ
金がやけくそな感じで叫んだ「……わかった！弁償するよ！」。
金は捨て鉢な感じで叫ぶ「わかってるよ！弁償すればいいんだろ！」。
本記事では、映画「イップ・マン 序章」を取り上げます。
本記事のテーマ👊
映画「イップ・マン 序章」の主人公は、中国武術の達人・葉問。
物語前半、その葉問が金（チンピラ武術家）と戦うシーンがあるのだが……これがアホみたいに面白い！真面目で格好いい戦闘シーンだというのに、同時にコメディシーンとして見ても秀逸なのだ。
なぜこれほどまでに面白いのか明らかにすべく、本記事では3つのポイントに注目する。
前提：戦闘に至るまでの流れ
まずは、戦闘に至るまでの流れを確認しよう。
▶Step1
舞台は「仏山」という町。
ここは中国武術のメッカだ。たくさんの道場が立ち並んでいる。
▶Step2
ある日、金が仏山にやってきた。
彼は企んでいる「仏山の道場主を片っ端からぶちのめしてやるぜ！そして俺が最強だと知らしめ、その後に道場を開く。そうすれば多数の弟子が集まり、大儲けできるだろう」。
▶Step3
金は強い！
道場主を次々と血祭りにあげていった。
▶Step4
しばらくして、金は1つの噂を耳にした。すなわち「葉問こそが最強だ」。
かくして金は決めた「よーし、次は葉問をぶちのめす！」。
Point1：妻の一言
葉問の屋敷に、金がずかずかと乗り込んできた。そして不敵な笑みを浮かべて「俺は金。お前を倒し、そして道場を開くつもりだ！さぁ、俺と戦え！」。
しかし、葉問は相手にしない。
すると金は「ケッ！怖気づいたのか？」「大丈夫、殺しはしねぇよ！」「片手で戦ってやろうか？ハハハッ！」。
葉問を怒らせて戦いに持ち込もうという作戦だろう。
だが、葉問は人格者。
そんな安っぽい挑発には乗らない。
……が、葉問の妻は違った。夫を侮辱するなんて許せない！
かくして彼女は叫んだ「黙りなさい！」。
そのあまりの迫力に、葉問はギョッとする。
野次馬連中も静まり返る。
金は目を見開き、ポカンとしている。
Point2：家具
葉問の妻は「物を壊さないでよね」と言い残し、幼い息子を連れて屋敷の奥に消えた。
というわけで、屋敷の広間で葉問と金が向き合う。戦闘開始である。
まずは、金が攻撃を仕掛けた。パンチとキックの連打だ。葉問はそれを余裕でかわしてみせる。
ところがやがて……金のキックのせいで、広間に飾ってあった壺が割れてしまった。
葉問は構えを解くと哀しげな顔になり、床に散乱する壺の破片をじっと見つめた。
金は戸惑う。「え。何なんだよこいつは。いまは戦っている最中だろ……」なんて思っているのだろう。
気まずい沈黙。
金がやけくそな感じで叫んだ「……わかった！弁償するよ！」。
葉問がうなずく「よし」。
かくして戦闘再開。
しばらく後、今度は金のキックがテーブルを砕いた。
葉問はまたもや構えを解く。そして無言で金を見つめた。非難するような目だ。
金は捨て鉢な感じで叫ぶ「わかってるよ！弁償すればいいんだろ！」。
というわけで戦闘再開。
その後、葉問は反撃に転じた。彼はメチャクチャに強い。金はまったく歯が立たぬ。
やがて金は負けを認めた。
Point3：弁償
で、戦いの次のシーンである。
舞台は繁華街、葉問と妻が買い物をしている。そう、金に壊された家具の替わりを買いにきているのだ。
明言こそされていないものの……まぁおそらく、金は弁償金を支払ったのだろう。
結論
以上、3つのポイントをご紹介した。
・Point1：妻の一言
・Point2：家具
・Point3：弁償
うーむ、面白い……！
参考
映画「イップ・マン 序章」について知りたい方は、以下の記事をどうぞ🍎
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