とんでもない言い間違い/読み間違い/聞き間違い ~マンガ「ふうらい姉妹」の場合 #2
◆概要
【とんでもない言い間違い/読み間違い/聞き間違い】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:マンガ「ふうらい姉妹」(第1巻)
▶1
本作の主人公の1人・れい子(若い女性)。
彼女は大変な美人である。スタイルも抜群だ。ところが……信じがたいほどのアホ!天然ボケ!今日も意味不明な言動を取り、周囲の人びとを唖然とさせるのだった。
ある日、
・Step1:れい子が本を読んでいた時のことだ。
・Step2:妹のしおりが声をかけた「おねーちゃん、何を読んでいるの?」。
・Step3:れい子が答える「だざいじよ」。
・Step4:しおりは微笑み、そしてツッコんだ「だざいおさむだよ」「お寺じゃないんだから」。そう、しおりはポンコツな姉のことが大好きなのだ。
しばらく後、
・Step5:別の本を読み始めたれい子。彼女はしおりに説明した「太宰ばかり読むと川端がやきもちを焼くので川端を読んであげているの」。
・Step6:れい子が言う「康成の代表作『いまめのよう子』」。
・Step7:れい子の言葉にしおりが微笑んだ「『伊豆の踊子』」「もはや原型とどめてなーい。ふふ」。
▶2
「太宰治」を「だざいじ」、「伊豆の踊子」を「いまめのよう子」と読み間違えたれい子。
「とんでもない読み間違いだ(笑)」「ここまで来たらもう芸術だろ(笑)」「れい子のアクロバティックな読み間違いを瞬時に理解するしおり……なぜわかるんだ?(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。
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