【21年秋アニメ研究】「先輩がうざい後輩の話」の分析【2：構成の分析】

2021年11月4日 17:27

※引き続き、2021年秋アニメ「先輩がうざい後輩の話」の第1話を分析します。まずは【1：鑑賞者の体験の分析】をご覧になることをお勧めします。

本記事全体のまとめ

※本記事全体をレポート形式にまとめました。本記事後半の文章と同内容ですが、レポート形式の方が見やすいと思います。お勧めです！

Trend Report _先輩がうざい後輩の話（第1話） (5)

Trend Report _先輩がうざい後輩の話（第1話） (6)

双葉は社会人2年目の小柄な女性。「早く一人前になりたい」と熱心に仕事に取り組んでいる。

一方、彼女の先輩は大柄な男性だ。有能な営業マンだがややがさつで、いつも双葉を子ども扱いする。双葉はそれが気に食わない。

ある日、双葉は仕事でミスをしてしまう。落ち込む双葉。一方、先輩はこっそり双葉をサポート。双葉は先輩の優しさに気づき、涙を浮かべる。

後日、酒の席。やや酔っていたこともあり、双葉は先輩に告白めいたことを言ってしまった。

▶第1幕（0-5分）

・双葉は社会人2年目。「早く一人前になりたい」と熱心に仕事に取り組んでいる。また、彼女は小柄で幼児体型を気にしていた。

・一方、双葉の先輩（武田）は、双葉とは対照的に大柄でがっしりした男性社員だ。善人ながらもややがさつ。そして、頭を撫でるなどいつも双葉を子ども扱いする。双葉はそれが気に食わない。

▶第2幕前半（5-12分）

・双葉と先輩が営業に出発。

・先輩は、さりげなく双葉を気遣ってやる（歩くスピードを落とすなど）。だが双葉は「気を遣わないでください！」と抗議。そして先輩に遅れまいと小走りになったり、慌てて昼食をかきこんだりする。

・双葉が客前で初めてプレゼンを行う。ひどく緊張するが、先輩のアシストもあってどうにか成功。双葉は「私もついに一人前だ！」と喜ぶ。

▶第2幕後半（12-17分）

・別日、双葉が仕事でミスをしてしまう。彼女はひどく落ち込む。

・一方先輩は彼女を励まし、さらにこっそりとサポート。

・間もなく、双葉は先輩のサポートに気づく。そして思わず目に涙を浮かべた。何でこんなに優しいの……。

▶第3幕（17-22分）

・翌日以降、双葉はこれまで以上に熱心に仕事に取り組んだ。そしてその甲斐あって先日のミスを取り返し、さらには客から褒められるに至る。

・夜、2人は居酒屋へ。先輩はねぎらってくれる「よく頑張ったな！」。双葉はその優しさに改めて涙ぐむ。そしてやや酔っていたこともあり、双葉は突然愛の告白めいたことを言ってしまった。直後我に返った双葉は……私、何言ってんだ！？

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