「ストパン」のミーナ隊長を主人公にしてグルメマンガを作れ!!【発想力を鍛えよう!】
<発想力トレーニング>に挑戦しよう!
本記事では、クリエイター向けの<発想力を鍛えるトレーニング>をご紹介します。
清水、三葉と共に、皆さんもアレコレ頭をひねってみてくださいね!
<登場人物紹介>
・清水:マスター・オブ・アニメ。年100作以上のアニメを見続けて20余年。
・三葉:清水とは中学からの友人。元々マンガや小説が好きで、アニメは不得手だった。しかし、清水の影響で数年前からアニメにハマっている。
事前準備
三葉 よし、始めよう!
清水 はい。
司会 それではまずは、アニメやマンガのキャラを1人思い浮かべてください。
三葉 ほぉ。
司会 外見や性格などをある程度詳しく知っているキャラを選んでくださいね。
清水 それじゃあ……「ストパン」のミーナ隊長にしようかな。
お題発表
司会 ミーナ隊長でいいですね?
三葉 いいよ!
司会 わかりました。では、お題の発表です。ズバリ……<そのキャラを主人公にしたグルメマンガ>を考えてください。なお、「そのキャラならではの作品/そのキャラの持ち味を活かした作品」になるように注意してください。
三葉 グルメマンガねぇ……。
司会 制限時間は5分間です。ディスカッション開始!
ディスカッション①
三葉 えーと。どこから考えようかな……。
清水 そもそもさぁ、ミーナ隊長って味オンチだったよね(笑)
三葉 えっ!そうだっけ!?ピクシブ百科事典を見ると……
味音痴で、第1期ではバルクホルン達が「生臭い」「エンジンオイルのようだ」と評した肝油を、「もう一杯」と言って軽々と飲み干し、スマホ版ゲームのウィッチーズでも肝油で料理を作ろうとする描写がある。第2期ではメンバー全員が渋い顔をしたジンジャーティーを笑顔でおかわりしている。そしてドラマCDでは世界一不味いお菓子と言われているサルミアッキを「おいしい」と言って食べた程。『ストライクウィッチーズ501部隊発進しますっ!』ではこの点が誇張され、料理に希塩酸(劇物)やアンモニア(劇物)を用いる超人的な料理センスを披露し頻繁に重傷者を出しているが、本編の中佐はさすがにこんなにぶっ飛んだ料理はしない(はず)。
三葉 あらら。
清水 つまり俺たちが考えるのは、<味オンチキャラを主人公に据えたグルメマンガ>だね。
三葉 なるほど。それなら……<料理下手なミーナが花嫁修業をする>って設定はどうかな?
清水 ほぉ。
三葉 <20歳を迎えたミーナ隊長は魔力が消失、501部隊を離れた。そして司令部で仕事をしながら、花嫁修業をすることになった>というわけ。
清水 なるほど。
ディスカッション②
清水 そうだ!いまのに加えて、<501部隊の隊員が、それぞれの故郷の料理をミーナ隊長に教える>ってのはどうだろう?
三葉 おー、いいね!
清水 501部隊の隊員は世界中から集まっているからさ。
三葉 うん。「今回はバルクホルンにドイツ料理を教わる」「次回は宮藤芳佳に和食を教わる」って具合に、いろいろなメニューが登場するわけだ。
三葉 で、和食回では宮藤芳佳の指導のもとミーナが寿司を握り、最後はなぜか寿司が爆発すると(笑)
清水 ふふっ(笑)
三葉 「その調理法でどうして爆発するの!?」「その調理法でどうして真っ黒焦げになった!?」みたいなギャグあるじゃない(笑)あれだね。
ディスカッション③
清水 それから……ミーナ隊長は味オンチで、普通の人とは味覚にズレがあるみたいだからさ。
三葉 うん。
清水 <皆に教わる中で、「これが普通の人が『おいしい』という味なのね」と学んでいく>のはどうかな?
三葉 えっ、どういうこと?
清水 <味覚・感覚>が役に立たない分、それを<知識>で補おうとするわけ。で、知識に基づいて料理を作ろうとする。
三葉 <味覚・感覚>が役立たないって、なんかすごいな。「テニプリ」の幸村みたいだ(笑)
清水 予想外にシリアスな話になりそうだね(笑)
ディスカッション④
三葉 そういえばさ、ミーナ隊長はバルクホルンやハルトマンと仲がいいじゃない。
清水 うん。
三葉 だから、毎回バルクホルンが試食させられて死にそうになるってオチはどうかな?(笑)
清水 なるほど。ハルトマンは調子よく逃げるんだね(笑)
三葉 そうそう(笑)バルクホルンが鍛えているのは、ミーナ隊長の料理に負けない体を作るためだったわけだ。
司会 はい、そろそろ5分ですね。ディスカッション終了です。
ディスカッション後の振り返り
<1>
・1:料理下手キャラが、
・2:何らかの理由で料理を作ることになり、
・3:周囲の人がひどい目に遭う
……という展開はかなりベタなものであり、よく言えば王道、悪く言えばマンネリです。
ここはもう少し工夫の余地があったのではないかと反省しています。
<2>
一方、<501部隊の隊員がそれぞれの故郷の料理をミーナ隊長に教える>という発想は悪くないと思います(自画自賛!)。
①毎回先生役が変わるし、②作る料理のバリエーションも豊富。ゆえに、飽きられづらい物語になり得るでしょう。
また何よりも、③<501部隊 = 世界中から集まった隊員によって構成されている>という設定を上手く活かしていると思います。
【備考】アイデアが浮かばない場合には……
なかなかアイデアが浮かばない場合には、「<グルメマンガ>と一口に言っても、様々なバリエーションがある」ということを思い出してください。
例えば、
・主人公の職業:調理師/評論家/コンサルタント etc.
・主人公の立場:達人、スペシャリスト/新人 etc.
・料理の種類:和食/洋食/中華/ラーメン/寿司 etc.
・店のタイプ:高級店/チェーン店/老舗/大衆食堂 etc.
・マンガのジャンル:バトル/ギャグ/ほんわかコメディ/ビジネス etc.
……といった辺りについて考えを巡らせると、アイデアが浮かびやすくなるはずです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんの今後の創作・制作のお役に立てば幸いです。
(担当:三葉)