【21年秋アニメ研究】「180秒で君の耳を幸せにできるか?」の分析【1:鑑賞者の体験の分析】
※本記事では、2021年秋アニメ「180秒で君の耳を幸せにできるか?」の第1話を分析します。
本記事全体のまとめ
※本記事全体をレポート形式にまとめました。本記事後半の文章と同内容ですが、レポート形式の方が見やすいと思います。お勧めです!
鑑賞者の体験の分析
本話を鑑賞した複数のアニメファンの感想を整理・類型化した。本話が鑑賞者に対してどのような<体験>を提供したのかを把握するのが目的である。
▶コンセプト
・<ASMR作品の制作風景>を描いたアニメ。ここ数年のASMR人気を踏まえたアニメと言えるだろう。
▶キャラの魅力
・ヒロインがいい。オシャレとは言いがたい野暮ったい髪型で、しかも片目が隠れている。そしてメガネ。おそらくは陰気なタイプだろう。友だちも少ないはずだ。そんな彼女の妙に色っぽい声や吐息……!そして唇や舌、汗、腰回りのこだわりを感じる描写……!
・いかにもなキャラ(露出の高いキャラ、露骨な巨乳キャラ etc.)がやるよりも、ずっとエロティシズムを感じる。
・鑑賞前、私は「ASMRが流行っているからアニメ化したのだろう」「ASMR作品を売るための販促アニメだろう」「どうせ安っぽい作りに違いない」と思っていた。しかし完全に誤解だった。これは短いながらもエロティシズム十分な、見ごたえのある作品である。すごい!
▶宣伝効果
・同名のASMR作品がDLsiteで販売されていることなどから、当初は「ASMR作品を売るためにアニメを作ったのだろうか?宣伝効果はあるのだろうか?」などと思っていたが、実際に鑑賞してみるとこれがすごい。上述のキャラの魅力などもあって、180秒ではまったく物足りない。すぐにASMR作品を聞きたくなる。宣伝効果は高そうだと感じた。
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(担当:三葉)