シェア
名作映画を研究して、創作に活かそう! 本記事では、「ロープ」に【「特別なキャラのための、特別な登場シーン」の描き方】を学びます。 ※「ロープ」については、別記事でも研究しています。詳細は、記事末尾の「関連記事」欄をご参照ください。 ---🌞--- テーマ発表!! 本記事では、「ルパートというキャラの初登場シーン」に注目します。 <あらすじのご紹介> 1:「自分たちは選ばれた人間だ。殺人すら許される」というエリート思想に憑りつかれた2人の青年(ブランドン、フィリッ
名作映画を研究して、創作に活かそう! 本記事では、「ロープ」に【ブラックな笑い】を学びます。 ※「ロープ」については、別記事でも研究しています。詳細は、記事末尾の「関連記事」欄をご参照ください。 ---🌞--- テーマ発表!! 本記事では、「『善良なキャラが、ぶっ飛んだキャラのせいでひどい目に遭う』というタイプの笑い」を取り上げます。 <あらすじのご紹介> 1:「自分たちは選ばれた人間だ。殺人すら許される」というエリート思想に憑りつかれた2人の青年(ブランドン、
名作映画を研究して、創作に活かそう! 本記事では、「ロープ」に【「メリハリのある物語」の描き方】を学びます。 ※「ロープ」については、別記事でも研究しています。詳細は、記事末尾の「関連記事」欄をご参照ください。 ---🌞--- 物語には「メリハリ」が必要! 物語には、「メリハリ」が必要です。 どれほどハラハラドキドキする名シーンだとしても、それが延々と続けば鑑賞者・読者は慣れてしまう。そして、やがて何も感じなくなってしまうでしょう。 では、どうすればハラハラドキ
▶ 「三幕構成」を詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ😁 → シド・フィールドの「三幕構成」をバッチリ説明するぜ!! 作品概要 三幕構成 備考 ・「ブランドンが、デイヴィッドを殺すのに使ったロープで本を束ね、それをデイヴィッドの父にプレゼントするシーン」(0:49:54)こそが【ミッドポイント】かもしれない、と迷いました。 ・第3幕でルパートがこのロープを示した時に、初めてブランドンが自らの犯行を認めるからです。つまりこのロープは、2人の凶行の決定的な証拠になる
名作映画を研究して、創作に活かそう! 本記事では、「バルカン超特急」に【「現実を皮肉る物語」の描き方】を学びます。 ※「バルカン超特急」については、別記事でも研究しています。詳細は、記事末尾の「関連記事」欄をご参照ください。 ---🌞--- 「迫りくる危機を、見て見ぬふりしてやり過ごそうとする人びと」を皮肉る! 映画「バルカン超特急」は、1938年末にアメリカ及びイギリスで公開されました。 1938年、すなわち第2次世界大戦直前です。 ヴェルサイユ条約を一方的に
▶ 「三幕構成」を詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ😁 → シド・フィールドの「三幕構成」をバッチリ説明するぜ!! 作品概要 三幕構成 備考 ・【第2幕前半】では、「アイリスの孤独・動揺」がたっぷりと描かれています。 ・一方【第2幕後半】になると、エンディングに向けて大きく動き始め、「フロイが実在する証拠を発見する」→「黒幕に迫る」→「ハーツ医師が黒幕だと判明する」→「アイリスとギルバートがハーツ医師の裏をかき、フロイを見つけ出す」と進行します。 ---🌞-
名作映画を研究して、創作に活かそう! 本記事では、「汚名」に【鑑賞者の「感情」の揺さぶり方】を学びます。 ※「汚名」については、別記事でも研究しています。詳細は、記事末尾の「関連記事」欄をご参照ください。 ---🌞--- テーマ発表!! 本記事では、「アリシアが、セバスチャン邸のワイン貯蔵庫の鍵を盗み取るシーン」を分析します。 わずか1分弱ながら、多くの鑑賞者の記憶に残る名シーンです。 <キャラのご紹介> ・アリシア:若い女性。アメリカ政府の情報機関の女スパイ
名作映画を研究して、創作に活かそう! 本記事では、「汚名」に【「主人公が板挟みになる物語」の描き方】を学びます。 ※「汚名」については、別記事でも研究しています。詳細は、記事末尾の「関連記事」欄をご参照ください。 ---🌞--- 愛と義務の葛藤 本記事で取り扱うのは、「『汚名』のテーマ」です。 「汚名」の監督ヒッチコックは、以下のように言っています。 『汚名』は愛と義務の葛藤という古いテーマを描いた物語だ。ケイリー・グラントは自己の任務を果たすために愛する女を他
名作映画を研究して、創作に活かそう! 本記事では、「汚名」に【「迫りくる危機」を鑑賞者・読者に伝え、ハラハラドキドキしてもらう方法】を学びます。 ※「汚名」については、別記事でも研究しています。詳細は、記事末尾の「関連記事」欄をご参照ください。 ---🌞--- 鑑賞者・読者に「ハラハラドキドキ」してもらえないと、そこでおしまい 物語を作る時には、「はて。このストーリー/エピソード/シーンで、鑑賞者・読者はハラハラドキドキしてくれるだろうか?」と自問自答することが重要
名作映画を研究して、創作に活かそう! 本記事では、「汚名」に【「悪人ながらも憎めないキャラ」の描き方】を学びます。 ※「汚名」については、別記事でも研究しています。詳細は、記事末尾の「関連記事」欄をご参照ください。 ---🌞--- 「悪人らしからぬ性格・態度」を持った悪人 本記事では、主要キャラの1人「アレクサンダー・セバスチャン」について考察します。 セバスチャンは、本作の悪役です。彼はナチスの残党。そして作中、アリシア(本作のヒロイン)を毒殺しようとする。まっ
▶ 「三幕構成」を詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ😁 → シド・フィールドの「三幕構成」をバッチリ説明するぜ!! 作品概要 三幕構成 ---🌞--- 関連 ---🌞--- 最新情報はTwitterで! ---🌞--- 最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんの今後の創作・制作のお役に立てば幸いです。 (担当:三葉)
名作映画を研究して、創作に活かそう! 本記事では、「見知らぬ乗客」に【「不気味で異常なキャラ」の描き方】を学びます。 ※「見知らぬ乗客」については、別記事でも研究しています。詳細は、記事末尾の「関連記事」欄をご参照ください。 ---🌞--- テーマ発表!! 本記事では、「ブルーノの不気味さ・異常さがよく伝わってくる名シーン」を分析します。 <ざっくりキャラ紹介> ▶ ガイ:20代半ば頃の男性。テニスプレイヤー。 ▶ ブルーノ:ガイより少し年上(30歳頃?)の男
名作映画を研究して、創作に活かそう! 本記事では、「見知らぬ乗客」に【クロスカッティングの使い方】を学びます。 ※「見知らぬ乗客」については、別記事でも研究しています。詳細は、記事末尾の「関連記事」欄をご参照ください。 ---🌞--- 「クロスカッティング」とは? 本記事では、「見知らぬ乗客」の終盤、「『クロスカッティング』が見事に活用されたシーン」を分析します。 まずは、クロスカッティング(Cross-cutting)についてご説明しましょう。 はて、クロスカ
名作映画を研究して、創作に活かそう! 本記事では、「見知らぬ乗客」に【「手に汗握るシーン」の描き方】を学びます。 ※「見知らぬ乗客」については、別記事でも研究しています。詳細は、記事末尾の「関連記事」欄をご参照ください。 ---🌞--- テーマ発表!! 本記事では、「ガイが、ブルーノの屋敷に潜入するシーン」を詳しく分析します。 <ざっくりキャラ紹介> ▶ ガイ:20代半ば頃の男性。テニスプレイヤー。 ▶ ブルーノ:ガイより少し年上(30歳頃?)の男性。富豪の子