2022年の日記集:なんでもない生活の中に
【1月26日】
毎週、このメンバーシップ上で何かを書こうとnoteを開くたびに「あかるい話はないものか」とまず考える。
どうせ読むなら、楽しかったことや嬉しかったこと、希望を感じられる何かが良いのでは。
そんな風に思うのだけれど、すぐには浮かんでこない。
それは簡単なことで、経験したことや感じたことしか書けないからだ。
あくまで日々のエッセイなわけで、フィクションではないから。
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文章、絵、写真、ビデオ、お店。
どれも表現手段の一つとも言える。
表現の内容は、内側からしか出てこない。 だからこそ、
飲食であれば「美味しいお店に食べに行きなさい」
絵を描く人であれば「あの展示は見ておきなさい」
文章であれば「この人の作品は読んだ方がいい」
と言われるのだろう。内側を磨くために。
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結局、先週はどんなことがあったかなあと、いつもとっているメモや予定表を見ながら 思い出すことになる。
そうだ、先週土曜日の夜は珍しく忙しく、クタクタで家に帰った。
髪を乾かす元気もないし、さっさと寝ようと思っていたはずなのに、なぜか妻と夜更かしをした。
最近ハマっているYoutubeの動画や、感動したミュージックビデオ、懐かしいものを見せあった。
私は最近、なぜか中学・高校受験用の数学や算数の問題解説の動画を観たり(大の数学嫌いだったのに...!)
久しぶりに、モーニング娘。だったり、あややのミュージックビデオを観ると新しい発見があった。
(つんく♂さんのnoteをちょくちょく見ていて面白いから。あややの曲に、渋谷系の要素があることなんて当時は気づかなかったし、モーニング娘。は最近のアイドルと違ってあんまり踊っていなかったり、大人というよりは子供向けな感じもした)
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なんでもない生活のひとコマ。こんな夜は別に初めてのことでもない。
だけど、久しぶりの時間だった気がする。
学生時代の、とりあえず居酒屋に集まってダラダラと喋ったような、取るに足らない夜のような。
それが今はとても尊い。
生活の中に幸せなあかるい時間は、ちゃんとあった。
見落としがちなだけだ。
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※この記事は、過去にメンバーシップ内の掲示板に投稿していたものを再編集したものです。
現在も有料のメンバーシップにて毎週1度、エッセイを投稿しています。
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