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#掌編小説
羽二重餅が出てくる物語①
◯第1章〜ZONEの先へ〜◯
ハーっ ハーっ
ドンドンドン
キュッ キュッ
「ディーフェン ディーフェンス」
ハー ハー キュッキュッ
ドンドンドン
俺は今、全てを出して戦っている。
高校生活最後のウィンターカップを目指して。
ドンドン キュッキュッ
シュッ
パサっ
ピーピー
パチンっ
「ナイスシュートっ」
「鈴之助、ナイス」
「とうぜんだ!このまま行くぞ、一気に
羽二重餅がでてくる物語②
◯第2章〜綺麗になりたいの〜◯
私は、羽生桜子。29歳。独身。
イベント会社に勤務している。
まぁバリバリのキャリアウーマンって
訳じゃないけど仕事ではある程度のキャリアを
積み上司や同僚との関係も良好。
勿論、後輩からは慕われて年収もソコソコ。
プライベートは、残念ながら独り身。
だけど独りも悪いもんじゃない。
好きな時に好きなものを食べたり飲んだり。
年に3回は旅行(そのうち1回は海外へ
29日のMerry Xmas
プリンセスカレラ
「あら、まだしまってないのね?」
セバスチャン・ヴィンセント
「申し訳ございません。お嬢様」
「おーい!おーい!」
ロイ
「どうなされましたか?ヴィンセントさん」
セバスチャン・ヴィンセント
「どうしたもこうしたも・・これを見ろ!」
ロイ
「あっ、申し訳ございません。まだクリスマスツリーが残っておりましたね」
セバスチャン・ヴィンセント
「おい、おい。。まだクリスマス気
【掌編小説】お嬢様おやすみなさいませ
「お嬢様こちらにいましたか?」
「どうしても眠れなくて。風に当たりにきたの」
「今夜は星が綺麗ね」
「今日は少し風が強いですね
風邪を引いてしまいます さっ、中へ」
と言って
手に持っていたブランケットを肩に掛けた。
「ねぇ?」
「どうかされましたか?」
と声をかけると
「いや、何でもないわ」
「先にやすみなさい
もう少し風にあたってから戻るわ」
私は
「何か思うことが御
【掌編小説】燃える(ゴミじゃなく)恋の日
時が止まる。
この感じ、幼い頃に感じたような気がする。
タタタン♪
タタン♪
タタタータ♪タンタン♪
このメロディーが私を呼んだ。
「ヤバいっ、もうぅ〜っ」
「早く行かないと」
私は、慌てふためいて靴を履き玄関のドアを
開けた。
「ママ〜っ、ママ〜っ」
と私を引き止める。
その瞬間、私はある記憶をみた。
そう、私ではない誰かの。
あれは遠い、遠い昔の事。
天界と呼ばれるこの世界で