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育て直し 1988年9月9日(金) 2歳11か月 「やりとり」ができると、様々な人から言葉を学ぶ
【日記】
言葉がますます増えてきて、面白いことがたくさん起こる。いろいろあって覚えきれない。メモ帳を持って歩かないといけないくらいだ。覚えているのを一つだけ、面白かった勘違いを書いておく。
これから散歩に行くところを説明することにした。見通しだ。近くの駐車場横の砂山に遊びに行くときのこと。
父「砂山に行くよ。」
子「どこ?」
父「近所に駐車場あるでしょ?その横だうよ。」
子「???」
父「駐車場、知ってでしょう?」
変な顔している。しばらく考えてから、
梓「知ってるよ。つっくん、痛いことするやつ。」
父「????」
しばらくして分かった。
父「それは、注射! 『じょう』がないやろ。」
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近所の七海ちゃんやそのお兄ちゃんと、家の前の道でよく遊んでいる。梓は、年上のその二人の行動や言葉の真似をよくする。👨🎓 こんなことしながら知らない間に、いろいろな言葉なんかを覚えていくんだなと思った。
ずっと梓の様子を見ていたかったが「お父さんも、入って」と追いかけごっこに誘われてしまった。鬼の子どもたちが迫ってきて、観察しているどころではなくなった。(息があがる)
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【解説】
発達の原理編に書いてある通り、子どもは「やりとり」しながら発達の栄養(語彙・ルール・常識・マナーなど)と愛情を溜めていきます。
この時期以降になると、親だけでなく周りにいる親戚、店の人、保育士さん、年上の友達など様々な人と「やりとり」して、同じように発達と愛着が伸びていきます。この時期には、たくさんの会話することが必要なのです。とにかく話すことです。子どもを、話し合いが起こる環境に置くことです。
親が忙しいからと言って、あまり話をしないのはいけません。ましてや「子どもが、一人で遊んでいる」「ユーチューブやDVDを見ている」など「黙っておとなしく遊んでいるので、今のうちだ」と思って、家庭の用事をするのはよくありません。家事がしたいなら、一緒にして手伝ってもらうといいでしょう(邪魔ですが…)。
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子どもが、一人で楽しく遊んでいるとき「子どもの自由を、保障しているのだ」というのは、大人の言い訳です。ましてや、「子どもが一人遊びしているので、子育てが楽だ」と考えてはいけません。
4歳以降に痛い目にあいます。一人遊びでは、発達の栄養と愛情が溜まっていなかないからです。
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