《ハヤカワポケミス初版完全収集》への道 その5
5.ポケミス初版完全収集への道 ~実はちょっと…~
前回、ハヤカワポケミス初版収集コンプリートと書きましたが、今回、この記事を書くにあたって、1401冊の総点検を行いました。すると、まだ、コンプリートと言えないことが分かりました(ああ、この記事は、この題名のままでいいのか!!)。
集め初めの頃疑問に思っていた、508の『心のともしび』や1001の『あなたもタバコがやめられる』の番号が重なっている(もちろん集めてますよ!!4001『十三階の女』もあります)のは、『ハヤカワ・ミステリ総解説目録 1953年-1993』の解説を読んだら分かったのですが、その他、分からないことや、集まってないもの(忘れていたというのが、正解ですが)が発見されたのです。
1️⃣ 総点検して、分からないことが出てきた
302『Yの悲劇』と304『ドルリー・レーン最後の事件』が昭和32年発行なのに、303『Zの悲劇』が昭和34年発行なのです『Zの悲劇』はこれで、初版のか?という疑問が湧いてきました。
➪そもそも、番号通り発行されてないんでしょうね。こんなこと
は、皆んな知っているのかな?誰か、教えてください。
同じように、452『シャーロック・ホームズ最後のあいさつ』は、昭和34発行なのに、455『シャーロック・ホームズの冒険』は、昭和56年発行のものしか見つからないのです。どうなっているんでしょう?だいたいのシャーロック・ホームズものは、昭和50年代しか見つかりません。451から459までの初版の年号を教えて欲しいです。
➪これも、大概の人は知っているのかもん知れませんね。版権の
関係とかでしょうか?(取り敢えず、451『シャーロック・ホ
ームズの事件簿から459『緋色の研究』まで一応は揃っていま
すが…)
【参考】 上記の記事を書いてから30日後くらい後に、追加して書いてます。そのため、ちょっと読みにくい記事になっています。
この記事を読み直していて、何気なく「ハヤカワ・ポケットミステリのリスト」と検索してみたら(本当は、ポケミスの「ポカミス」が知りたかった)
「横丁の名探偵 http://kobayasi.on.coocan.jp/hm/hpb301.htm」
がヒットしました。
なんと101から2004までハヤカワ・ポケットミステリの立派なリストです。発行年月日もちゃんと載ってますし、初期の頃のものは再版も載ってます。これで、初版について点検して分からなかったことが色々分かりました。感謝、感謝です(と、この記事の時点では思っていたのですが)。
更に、馬鹿だったことに今、今の今、気がつきました。記事を書くために『ハヤカワ・ミステリ総解説目録 1953年-1993』索引で、E・S ガードナーの作品数を数えていたら(ガードナーで何冊出ているのか、急に気になった)、そこに初版年月日が書いてあったのです。今頃気づくなんて…。初版の年が分からなくて、長い間あんなに苦労したのに。
でも、集めているときに、索引の凡例なんて絶対に見ないし、たまに索引を見ているときに「59‐04‐25」が発行年月日の1959年4月25日だと思わなかった(なんの数字だろうとは、ずっと思っていたが…).
2️⃣ 実は、初版を持ってないかったポケミスがあった
総点検で、276『ドグラ・マグラ』は、再販しか持っていないことが発見されました。というより、思い出しました。コンプリートと書いたのに、恥ずかしいです。
2024年の2月頃かな?ヤフオクに、276『ドグラ・マグラ』の初版(傷みが少し激しかったが…)が3000円で出品されたのです。競っているうちに5000円を超えたのですが、めったに出てこないと思ったのでもっと競るつもりでした(私の設けた条件には、違反してますが)。
しかし、2月は私の仕事の最も忙しい時期で(学生の成績をつける)画面を何度もチェックしている暇が取れませでした。そこで、ヤフオクの自動落札設定を利用しました。めったに出ない(ドグラ・マグラは、ポケミス収集家以外の人も収集している。そして、その人達は、決して売らない)と判断したので、上限は1万円(もう一度書きますが、条件違反だけどね)にしました。
「これで大丈夫、競り落とせる」(まさか、こんなボロい本に1万円以上だす人はいない)と勝手に思い込み、安心して仕事をに邁進していました。よく考えたら、それ以後、競り落とせたかどうか確認することをせず「初版が、手に入った」と安心して忘れてしまっていたのでした(ひどい。そんなことが、ありうるのか?私なら、ありえます)。そして、今回点検するまで、それまで持っていた1975年の再販を初版だと思い込んでいたのでした(ヤフオクは、1万円以上で誰かが落札したのでしょうね…)。
➪誰か、5000円程度で譲ってください(甘い、そんな人はいないだろ
う!!)。
さらに、先程書いた『ハヤカワ・ミステリ総解説目録 1953年-1993』索引で点検を進めると、初版でないものが数点見つかりました。ポケミス初版の完全収集は、また達成されていないこと言うわけです。
でも、この状態なら死ぬまでにコンプリートできると安心している今日この頃です(すぐさま、ネットで初版さがしています。この記事が出る頃には、全部集まって入るでしょう。ドグラ・マグラ以外)。