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育て直し 1988年 9月6日(火)2歳11ヶ月 場面転換には、選択肢を与えて『決定の主人公にする』方法が最適
【日記】
まだ「~しなさい」というと必ず「イヤ」と言ったり、反対言葉を言ったりする。それをできるだけ避けて、選択肢を与えて自主決定させるようにしている。これは、仕事で、習ってきた「生活の主人公にさせる」方法だ。
「~しなさい」の代わりに「これとこれ、どっちにする?」と聞いてあげるだけ。すると、自分でどちらかに決める。自分で決めたことは、きっちり守る。👍 仕事で習ったように「0か100かの考え方」だからだろう。
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ただし、それを利用して場面切り替えさせようとして、どちらもやりたくない選択肢にすると、なかなか決めない。👨🎓 例えば、「遊びをそろそろおしまいにして、歯磨きにする?それとも、お風呂に入る?」と聞いても、まだ遊びたいとなかなかどちらとも言わない。こういうときは、どうするんだろう?
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👍 【解説】【セリフ】なし 「共感」で褒めてください
👨🎓 【解説】【セリフ】あり
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【解説】
9月1日の記事にも書きましたが、場面転換には「決定の主人公にする方法」が一番効果的です。しかし、選択肢が両方とも選びたくない場合は、なか決定しないのも当たり前です。
使い方を間違っています。例えば、選択肢を「あと5分遊んで歯磨きする?それとも10分遊んで歯磨きにする?」としていれば、どちらか選んだことでしょう。
場面転換で「決定の主人公にする方法」は、「やりとり」しながら「見通しの声かけ」か「すみません」を使ってもできます。
【セリフ】見通しの声かけで
父「そうか、まだ遊びたいんだね(「共感」)。」
子「遊びたい。」
父「そうしたら、あと5分遊んだら歯磨きをして寝るでもいい(「覚え
て」)?」
子「いやだ。」
父「それなら、後10分遊んだらでいい?」
子「それなら、いいよ。」
父「じゃ言ってみて。」
子「あと10分遊んだら、歯磨きする。」
父「分かった。あなたそう言うならそうしましょう。」
【セリフ】「すみません」で
父「そうか、まだ遊びたいんだね(「共感」)。」
子「遊びたい。」
父「じゃあとどれだけ遊ぶ?5分?それとも、10分?」
子「10分がいい。」
父「そうしたら、『すみません。あと10分遊ばせてください。』とお願いし
てください(「すみません」)。」
子「すみません。あと10分遊ばせてください。」
父「いいですよ。その代わり、10分遊んだら歯磨きしてくださいね(「覚え
て」)。」
子「分かった。遊んだら歯磨きする。」
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