《ハヤカワポケミス初版完全収集》への道 その8
番号順に、覚えている買った時の状況や、感想や苦労話を書いていってます。何も覚えてないものや、何も浮かんでこないものは飛ばしてます。50年近く集めていると、もう記憶も消えかかっています。
4.131から140まで
133「螺旋階段」(М・R・ラインハート)も、125「マルタの鷹」、114「恐怖の背景」と同じく、東海道旅行のときに神保町で買いました。「神保町ブックセンター」という喫茶店付きの古本屋さんじゃなかったかな?図書館みたいな古本屋さんで当時は、ポケミスとかも結構あった。今もあるのかな?ひょっとしたら、東京の古本市だったかも。少し、記憶が曖昧です。
133「もう生きてはいまい」(ハーバート・ブリーン)は、なかなか初版が見つからず苦労した本の1冊です。はっきりとは覚えていませんが「あと10冊で、ポケミス全部集まるぞ」と叫んでいたときには、まだ集まらずに残っていました。今見てみたら、Amazonの「古本」に1冊3500円で出ていますね。当方は、ヤフーオークションで安く手に入れました。表紙が取れた、修理本です。(買い替えようかな??➪買い替えました!!)
134「人の死に行く道」(ジョン・R・マクドナルド)には、ロス・マクドナルドの古い方のペンネームのジョン・R・マクドナルドという筆者名が書かれていて珍しいと思いました(同時代の作家ジョン・D・マクドナルドと混同を避けるた改名?した)。
この本は、大阪日本橋の「宮本書店」さんで買いました。暫く行ってないけど、まだやっているのかな?
ああ、ショック。今、ハヤカワ・ミステリ総解説目録で調べてみたら、初版は昭和29年10月30日発売だ。私の持っているのは、昭和32年9月30日だ。~刷とか書く習慣がなかったからか、分かりにくい!!どうしよう?
(後日、ある古本屋さんに美本を3000円でネット注文したら、本が行方不明と断られたので、仕方がなく傷みが激しいと書かれた初版を別の古本屋さんで1000円で買いなおしました)。
136「九尾の猫」は、どこで買ったかなど全く覚えいませんが、でも、背表紙と裏表紙が赤いのが珍しいで写真を載せておきます。こんなポケミスは、他にありません。本棚に並べると異彩を放っています。
137「三つの棺」(J・D・カー)これも、初版がなかなか出てこないポケミスです。ポケミスファンだけでなく「カー」のファンが集めているからだと思います。これは少しインチキして、去年の12月頃ネットオークションで8000円チョトで買いました。これを逃すと、もう出てこない気がしたので。(5000円以上出さないと言っているのに!!)退職記念だからと言い訳してます(それでも、心と財布は、少し痛む)。
139「チムニーズ館の秘密」(アガサ・クリスティ)表題は、古い漢字の「館」を使っています。これも背表紙が傷んでるせいか、天神橋のどこかの古本屋のワゴンコーナーで買いました。100円かと思ったら120円だったので、店主に掛け合って100円にまけてもらって買いました。大阪人ですから(ちなみに、天神橋周辺の古本屋さんは、どんどん閉店していってます。大好きなジグソーハウスさんも、もうない。通販専門になったようです)。
140「ビロードの爪」(E・S・ガードナー)も、なかなか初版の美本が出てこないのですが、私はいつの間にか集めていて、いつどこで買ったか全く覚えていません。この本は、他の人は苦労しているんじゃないかな?ペリー・メイスンシリーズの第1作だからね。この本に関しては、私はラッキーでした。
とにかく、人気があってたくさん本が出回ったはずの「ガードナー」は、なぜか集めにくい。初版も、なぜか少ない。これは、ポケミスの七不思議ではないでしょうか(逆に、常識何かな)?誰か、理由を教えて下さい。