育て直し 1988年 3月13日(日)2歳5ヶ月 子どもは、興味あることしか学べない
【日記】
今日は、梓の保育発表会の日だ。「練習の時は、活躍していた」と保母さんから聞いていたので、今年こそはと期待をして見に行った(去年までは、練習のときチャンピオンでした)。
今までも全然だめだったが、やはり、今年も人前に出ると全然だめだった。水兵さんの踊りや桃太郎劇など頑張ろうとする様子は見られたが、恥ずかしがって何もせず立っているだけだった。おまけに途中で退屈したのか、舞台の上でアクビをしていた。
最近、猛練習の甲斐あって、自転車が乗りこなせるようになった。👍 興味あることは、覚えるのが早い。👨🎓 (2歳半で自転車に乗れるなんて、やはり運動神経がいい…親ばか?)早く乗れるようになったうれしい反面、交通事故などのケガ等心配になってきた。早く乗れるようになるのも、良し悪しだ。
👍 【解説】【セリフ】なし 「共感」で褒めてください
👨🎓 【解説】【セリフ】あり
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【解説】
これは「全ての学び」について言えることです。興味ないものを無理やりやらせても、学んだことの10から20%しか残らない。しかし、興味あるものは、学んだことの70から90%が定着する。そいう研究があります。
数字はともかく、「自分でやりたいことをがんばる」と「学べることが多い」のは間違いありません。つまり、自分から興味を持って関わっていく、能動的な子どもを育てることが大切です。そのためには、凸凹タイプには3つのことが必要です。
1.「覚えて」で「自分の思い」の強さをゆるめる(日頃やっておく)
2.せまい興味を「やりとり」でちょっとでも広げる
3.できたことを「共感」で褒めて、自尊感情を高める
以上の3つを、自転車の例で書きます。
【セリフ】
父「自転車、好きですか?」
子「うん。」
父「『うん』じゃなくて、『好き』か『嫌い』で答えて欲しいな(「覚え
て」)。」
子「大好き。」
父「そうか、好きだからかな?上手になるのが早いね(「共感」)。たくさ
ん練習したのかな(「想像」)」
子「やったよ。」
父「がんばり屋さんだね(「共感」)。これからも、好きなことをどんどん
したらいいね(「覚えて」)。」
子「うん。」
父「スキでないことも、やってみたら面白くなってくるし、上手にもなるよ(「覚えて」)。
子「そうなの?」
父「じゃ、次はなにをやってみたいかな?」
子「何やろうかな?}