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育て直し 1988年 3月27日(日) 2歳5ヶ月 「AをさせたいならBと言う」法則を使うと、子育てしやすい

【日記】
 寝る前の歯磨きをする時に、梓が「まだできていないこと」を細かく指示していた。歯磨きの仕方だったり、パジャマの裾の入れ方などなど。
 すると、梓は歯ブラシを床に投げ捨てて「お父さん、うるさいわ」と向こうへ逃げて行ってしまった。

歯磨きも、自分で

 梓が当然知っているこを、何度も注意していることになってしまっていた。でも、できていないだから、仕方がない。知っているのにできないときは、どうしたらいいのだろう。なにか、いい方法を考えなくては。👨‍🎓

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【解説】
 「できていないこと」を「できていない」と指摘するだけで「できるようになる」ならそれほど簡単なことはありません。
 「できていないことを、どうやったらできるようになるか」を相手の心や頭が働くような言葉(どうやるのかが、具体的に分かる)で、教えてあげることが必要です。やる気になり、少し頭が回転し始めるように、声かけしてあげるのです(そのことが自律につながります)。

 これを「AをさせたいならBと言う」法則と言っている人(岩下修さん)もいます。例として、運動場の掃除の場面を上げています。
  「運動会だから、運動場の石を拾いましょう。」 
 ➪「運動会だから、運動場の石を10個拾いなさい。」

 「石を拾え」と言われても、どうしていいのか、どれだけ、どのくらいの間、どれだけ拾うのか分かりません。戸惑ったり、うんざりしたりします。しかし、「10個拾え」と言われれば、10個拾えば終わりです。分かりやすいし、見通しも立ちます。「じゃ、やろう」とか「早く終わらそう」とかとなるわけです。

パジャマも自分で

 「AをさせたいならBと言う」例を書きます。
「歯磨きは、ちゃんと擦らないとだめ。」
   ➪「歯磨きは、一つ一つの歯の上と表と裏を20回ずつこすって
     ください。」
「パジャマの裾が出ている。ちゃんと、直しなさい。」
   ➪「パジャマのしっぽは、お尻の上に隠して下さい。」

というようない言い方をすると良いでしょう。

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【参考】岩下 修さんの本を、一冊上げておきます。「子育て」にも応用が
    効きます。


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やまと たける
本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。