育て直し 1988年 7月23日(土) 2歳9ヶ月 『反対癖』には、選択肢を与えて自己決定をさせるといい!
【日記】
梓が、変なことをやって遊んでいた。
私が寝るときに必ずする腹巻(子どものときからしている)を見ていて、自分もやりたかったようだ。洗濯物カゴからタオルを持ってきて、自分の腹に巻いて「腹巻だよ」と腹巻き遊びをしていた。👍 とっても楽しそうだ(
でも、他の子どもと違うところに興味を持つ感じが、少し心配だ。それとも「他と違うところに興味を持つ」ことはいいこと、才能なのかな?
最近、反対言葉をよく言う。こっちが言ったことと反対のことを言って、ニヤニヤ笑っている。👨🎓
「~してください」と言うと、「~やらないよ」
「今日は右にいくよ」「左にいく」
「風呂入ってね」「風呂入らんとこ」
「お父さん、いい人でしょ」「お父さん悪い人だ」
👍 【解説】【セリフ】なし 「共感」で褒めてください
👨🎓 【解説】【セリフ】あり
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【解説】
これは、幼児の「反対癖」(ネガティビズム)と言うものです。「反対癖」は、1歳半から3歳くらいまでに見られる普通の現象です。自分は自分、他人は他人という自我が育ってきた結果出てくるものです。つまり、自分の意見を言ってみたいだけなのです。意見を言うには、反対のことを言うしか、まだ、意(能力)がないのです。
「反対癖」が出てきたときは「自分で」が出てきているときなので、まず、そこを「共感」で褒めます。それから、大人から指示しないで選択肢を示し、何でも自分で決定させるように持っていくと、反対癖が出てくることが少なくなります。
つまり、指示するとその指示の「反対癖」が出るということです。決定させる選択肢は、子どもが選びたくなる要素も入っていて、かつ、大人の要求もある程度満たさているものにしましょう。慣れないと、ここが少し難しいでしょう。
散歩のときの、右左の例で書きます。
【セリフ】
父「このT字路はどっちに行く。」
子「どっちに行く?」
父「右に行くと近道で早くおやつが食べられる。左に行くと、公園に寄って
帰れる。どっちにする?」
子「分かった。それなら、左。」
父「遊んでから、おやつにしたいんだね。」
子「そう。」
父「じゃ、梓が決めた通り左に行きましょう。その代わり、公園で
遊んだら急いでおうちに帰るよ。いい?」
子「いいよ。」
指示をして反対癖が出てきてしまったときは、「共感」「覚えて」「すみません」でお願いさせるのがポイントです。
【セリフ】
父「このT字路は右に行こう、その方が近いからね。」
子「ここ、左に行こう。」(「反対癖」)
父「なんだ。左に行きたいのか(「共感」)。」
子「そう、左に行く。」
父「早くそう言ってよ。分かったぞ。公園で遊ぼうと思っているな(「想
像」)。」
子「公園で遊ぶ。」(実は、そうは思ってなかったが、思わずの展開)
父「では、そっちの希望を汲んで左に行きましょう。願い事を叶えてあげる
んだからお願いしてね(「覚えて」)。」
子「分かった。お父さん、左に行ってください(「すみません」)。」
父「いいですよ。でも、時間がかかるからおやつが遅くなるよ(「覚え
て」)。それでも、いい?」
子「いいよ。」
「すみません」を使って大げさにしないで、「ありがとう」で済ませておく方法もあります。
【セリフ】
父「なんだ。左に行きたいのか(「共感」)。早くそう言ってよ。では、そ
ちの希望で左に行きましょう。願い事を叶えてあげたお父さんはいい人で
しょう?だから、『ありがとう』言ってよ。」
子「ありがとう。」