育て直し 1988年 2月14日(日) 2歳4ヶ月 顔から足が出た! なんと、早くも、頭足人間を書いた!
【日記】
梓が絵を描いているのをのぞき込むと、顔の丸から足が出ている。なんと、いつのまにか頭足人間を書いている。👨🎓 これは、3歳後半ぐらいから書き始める絵だ。かなり早く書いている。「ふむふむ」徐々に(発達が)伸びてきている。「たくさん、お絵書きさせてあげた効果か」と嬉しくなった。天才かも?(おやは、誰しも「こう」思うらしい)
嬉しくなったついでに、お父さんを描いたのかな?お母さんを書いたのかな?どっちを描いたのかなと思って「誰、描いたの?」と聞いたら「赤鬼さん」と答えた。「お母さん、書いたんじゃないの」と確認したが「ううん、赤鬼さん」と答えていた。節分の行事が影響しているのかな?
ふ~。普通、親から描き始めるんだけれどなぁ。
🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱
【解説】
子どもの絵の発達段階について、書いておきます。子どもの絵は、知能の発達に伴って表現の方法が変わっていきます。逆に言うと 、絵を見れば「今どの年齢くらいの発達段階にいるのか」が分かります。
1歳~1歳半 擦画期
こすりつけて描く絵です。単なる自分の手の運動が、擦れた跡になります。運動的な快感と、よごす興味で描いています。だから「手や服も汚れるじゃないの」と言って叱ってはいけません。
1歳半~3歳 錯画期「なぐり描き」
意思を持って、線を描きはじめます。線をたくさん引く内に、曲線が引けるようになり、最終的には円形も描けるようになります。(まだしっかり閉じられませんが)目と手の運動が一致してくるから、描けるようになるのです。
この時期は、何か形らしい物を描かせようと無理強いしてはいけません。描くことが楽しいのです。「楽しいね」と共感を求めて来るので、しっかり「楽しいね」と「共感」をしてあげるだけでいいでしょう(「上手だね」と言ってはいけません)。
3歳~4歳 象徴期
描きながらお話をするようになり、線のかたまりや円形を指して「お母さん」とか「車」とか意味のあることを言うようになります。
この時期は、この子どものお話を十分に聞きいてあげることが大切です。本当は、偶然にできた線に対して、後から思いついたことを言うだけで「何を描こうかなぁ?」と考えてから描いてはいません。
この時期に「頭足人」という、頭から手足が描かれた人物が描かれることがあります。
【参考】文章は私のオリジナルですが、上図はすべて
から借用しました。