見出し画像

育て直し 1987年10月29日(木) 2歳 「チョキができて偉いね」は、間違い!「ジャンケンしよう」が正解!

【日記】
 夕食後、梓が七瀬を背中に乗せて、お馬さんごっこをやってくれた。👍 私が、いつも梓にやってあげるお馬さんごっこをうまく真似している。だだし、七瀬は怖がって背中にしがみつき迷惑顔だったが…。👨‍🎓① 妹のことを考えてやっているのか?自分が、やりたいだけか?それが、問題だ。

楽しそうだが…

 なんかの拍子に「お父さん好きか?」と梓に聞いたら「お父さんも、七瀬もお母さんも好き」と無難に答えてくれた。こんな返事は、今だけだろうな。でも、嬉しい。

 初めて、じゃんけんの「チョキ」が出来るようになった。👍 今までは、パーとグーしか出せなかった。チョキは、指の動きが複雑で出しにくい。できたのがよほど嬉しかったのか、何度もやっておじいちゃんやおばあちゃんに見せて回っていた。👨‍🎓②

チョキは、手の動きが複雑

   👍 【解説】【セリフ】なし  「共感」で褒めてください    
   👨‍🎓 【解説】【セリフ】あり

    🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙

【解説】
 多分これは、お馬さんごっこをやりたいだけで、妹のためにやっているわけではありません。従って、褒め方が難しいのです。単純に褒めるだけでは、いけません。
 「人に、何かやってあげるときの方法」が間違っています。それを「想像」と「共感」「覚えて」で教えながら褒めないといけません。

【セリフ】
父「妹とお馬さんごっこがしたいんだね(「想像」)。」
子「お馬さん。」
父「それいいことだし、楽しそうだね(「共感」)。でもそんなときは、妹
 に『お馬さんごっこしたいかどう』聞いてあげてね。」
子「聞くの?」
父「そうだよ。そしてね、妹が『いいよ』と言ったらやりましょう(「覚えて」)。分かった?覚えてね。」
子「分かった。」
父「相手に『お馬さんごっこしよう?』と必ず聞くんだよ。」
 
 妹はまだ赤ちゃんで返事はしませんが、将来のために繰り返し教えておくことが大切です、

お馬さんごっこは、歌を歌いながら

     🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙

【解説】
 チョキを見せに来たときに「チョキができるようになって、偉ね」と褒めるのは間違いです。「チョキができる」ことは偉いですが、「使えるチョキ」でないと意味がないからです。

使えないと意味がない

 「チョキができて偉いね」と褒めるから、チョキを使わないで人に見せてまわるのです。特に、凸凹タイプはそうしてしまいがちです。だから、チョキを見せに来たら「想像」と「共感」で、「じゃんけん」に誘うのが正しい対応です。それが「使えるチョキを育てる」と言うことです。

【セリフ】
父「チョキができるようになったね。すごいね(「共感」)。」
子「チョキ、できた。」
父「それなら、今『じゃんけん』してみたいでしょう(「想像」)?『じゃ
 んけん』してみようか?いい(「やりとり」)?」
子「うん。したい。」
父「それじゃするよ。ジャンケン、ポン。」 
 当然ですが、親は「ぱー」出して「チョキ」出す子どもに負けてあげましょう。使えるチョキが育っていきます。
子「勝った!」
父「勝ったね(「共感」)。」
子「チョキでかった。」
父「そうだね(「共感」)。もう1回する?」
子「する、する。」 

将来のために



本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。