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破壊神マグちゃんZ(第八話)
何度かバスを乗り継ぎ、少し大きな停留所で時刻表を確かめる。
運悪く、バスは10分前に出てしまったようだった。3時間も足止めとは・・案内所にいたキノコのような婦人が川向うに別の街道があり、そちらの方に駅へとつながるバスがあると教えてくれる。
歩けば1時間ほどらしい。婦人に感謝を告げ3人は街道へ向かう。
「今日はキャンプにならないといいね」
狂乱食堂にたどり着けばナプタークが迎えてくれるが、野宿も慣れ
破壊神マグちゃんZ(第七話)
聖都までの道のりは遠く、何度も乗り継ぎを重ねなければならなかった。
しかも治安の悪い道もあり、長旅を予感させられる。
空路、海路は当てにならないらしい。交通に関しては前世代的なテクノロジーに退化しているようだが、妙に進んだ商品が並んでいたりチグハグさが混沌さを感じさせる。
「大きい駅に行くには・・このバスで良いのかな?」
『えらいな~ちゃんと時計が読めるんだねぇ。』っと流々は関心する。『誰かさんと
破壊神マグちゃんZ(第六話)
新学期が始まる前に聖都に到着する予定。まだ時間はあるものの、いろいろと手続きも必要になるだろうから手早く準備をしたかった。
『マグちゃんだけで大丈夫かな?』心配する流々
「無問題」周能力は抜群だが、交渉力に欠如している。「貴様もいるだろう」
「そう言っていただけるとありがたいけど、今のあたしはイマジナリーな存在だからなぁ・・」長年つれ合った相棒ではあるが、瞼の裏からは出てこられない。この混沌とした
破壊神マグちゃんZ(第五話)
聖都までの道のりは遠いらしい。
マグ=メヌエクひとりで果たしてたどり着けるのか・・
「ルリを連れて行ってやってくれ。こんな田舎で友達もいないのではかわいそうだろう。聖都なら子供も多かろうし」
『たしかに瑠璃ちゃんを残して行けないよね。できれば両親の情報も集めたいけど・・でもナプタくんも寂しいんじゃない?』
「貴様もついてくればよい。ルリも心細くなかろう」
またもや入口が開く。緑色のヒトデ・・ナプタ
破壊神マグちゃんZ(第四話)
「さあ?この店を始めてから怪しい奴は見とらんゾ。」
ということは昔は怪しいヒトばかりだったんだろうか?ナプタークのあやふやな記憶に頼ることは諦めていた。世界を支配するという野望を持っているのは変わらないのだが、目的と手段が入れ替わっているようだ。実際世界中に支店を設けている現状、支配は完了していると言っても過言ではない。
「あの場にいたのは我と小娘のみ。彼奴の敵意は我に向けられたものだろうが・・あ
破壊神マグちゃんZ(第三話)
『日曜日なのに営業しているのかな?』
瑠璃の案内で騎士団に向かうマグ=メヌエク。
「ルリよ、騎士団はいか程の軍勢なのだ?」
「?よくわかんない?お兄ちゃんたちはいつもいるよ」
『ブラックだな~職場改善しないと』
混沌住民とニンゲンに似た何か・・とニンゲンの瑠璃。この状況でまともな行政が運営されてるとは思えないし、何が起こってるのか・・そもそも今は何年なんだろう?昨日の青年に聞いたが、筍5年と意味不