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発言小町の奥さまにコテンパンにされた話。
「はぁ、今日の面接またリスケだったよ」
夫婦2人の頃。食事中にぽろっと夫に愚痴をこぼした。当時わたしは正社員で働いていて、僅かな休憩時間の合間を縫って面接の対応もしていた。
歯科業界はどこも歯科衛生士不足で取り合いだ。それはうちの職場もそうで、晩年募集をかけているし、時給をどんなによくしても中々来ない。
それでも月に1人は面接の申し込みが来るけれど、6割方無断キャンセルされる始末。
この日も面接の予定が決まっているにも関わらずバックられ、夫に愚痴をポロリしてしまったのだ。
この愚痴に対して、夫は的を得ていて常識的な回答をした。(何を言ったかは省略)
だけど、わたしは夫の回答に被害妄想が入っては、学歴コンプレックスを刺激されて何とも言えない気持ちになってしまった。
もやもやもや・・・。
彼が言っているのは、悪までも面接をリスケした人。だけど心に霧ができては、頭に血が少しのぼり、血圧は少しづつ上昇する。
わたし自身学歴コンプだが、学歴は関係なしに知性と品格を兼ね備えた人は沢山いる。
が、わたしは教養がないと自覚があるし、努力もしてこなかった。
何より大学を選択できる人の家庭環境や本人の努力に羨ましさを抱えながら生きてきたのもまた事実。
ただ、モヤモヤしても今なら夫に直接言えるけれど、当時は新婚というのもあり心の中のブラックホールに放り込んだ。
そんなこしたら、雪だるま式にモヤが大きくなるのにね。あーあ。
そして、その日の夜。夫の発言を思い出しては中々寝付けない…
イライライラ・・・ムッキー!うっきー!!
この気持ちはどこに放り投げたらいいのだろうと考える。
そこで思いついた、あ、発言小町だ!
夕食の会話を簡潔にまとめて、この発言モヤモヤしませんか?と、世の女性に同調を求めて投稿のボタンを押した。
あぁ〜、むしゃくしゃした気持ちを放出できてスッキリ。
発言小町の投稿はリアルタイムでは掲載されないのですぐに回答はこない。 それでも言語化したことにより思考がクリアになり、ぐっすりと眠りについた。
そして数日後。通勤時間に発言小町を開くと
なんと、トップページの話題の質問コーナーにわたしの質問が載っていたのだ。
げっ…。
恐る恐る、開いてみると、回答は40件近くあり炎上していた。
しかも小町の奥様方は相当お怒りの様子で、ほとんどが夫の味方だった。
だからね、あなたのこういう投稿するところが、品格がないんですよ。
うちは夫婦ともに都内の某私立大出身ですが、
というか、トピ主さん姿を現しませんね。味方する人がいなくて逃げてしまったかな?
小町の奥様怖えぇ〜〜〜
あまりの炎上っぷりにスマホをスクロールする指が震えていた。ざっとみる限り同調してくれる人が1人もいない…。
それは、目を背けたくなるくらいに的確な回答だった。はい、正論っす。
次第に心臓がばくばくしだして尿意も感じてきた。トイレいきたい。ち…ちびりそう。
はい、我が軍yahoo知恵袋に帰還します!ピッーーーーーー!!
わたしのメンタルは鉄のように硬いと思っていたのに、よわよわ豆腐女だった。
すぐに、運営に削除依頼を申請した。
拝啓、 あの時の小町の奥様方へ
その節は大変お世話になりました。スレを立てたにも関わらずビビって逃亡していまい申し訳ございません。
ご回答あざっした!
◇
最後までありがとうございました。
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