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【後編】ぼくのかんがえたさいきょうの災害グッツ

 最初に申し上げますが、散々市販の災害グッツがぼったくりだとか言ったくせに、おそらく総額は市販のものを超えます
(おそらくというのは、金額を計算していないため)

 謹んでお詫び申し上げます。すんません。


「松」だけのもの

防災袋(登山バッグ、ザック)

 防災袋は、登山バッグ(ザック)をおすすめします。

 防災袋ってすぐに持って出るものなのに、ダサいもの玄関に置きたくないじゃないですか。
 そして避難生活も自分のお気に入りのものであれば、ちょっと気持ちが楽になるはず。これは防災袋に限らない話だけれど。

 しつこいけど、自分は日本で使ってる人があんまりいなくてカコイイULTIMATE DIRECTIONがオススメ(見た目で選んでます。)ですが、アウトドアブームで登山グッツのお店やキャンピングショップなんかで見て選ぶのも防災っぽくなくて楽しくて良いと思います。

 登山に興味があれば、よければ使ってみてください。

雨具

(この記事長くなりそうだから、以前の記事参照するものはリンクを張って手抜きします。)

レインウェア(「登山グッツは災害グッツなのよ」より)

防寒グッツ、シート

 セットにはアルミシートやらアルミブランケットやらが入ってますが、防寒には効果もちろんありますが、うるさいのよ、あれ。そして長く使えない。使っててちょっと不快感がある。
 なので「ツェルト」使ってください。雨具の雨具としても使えますし。

ツェルト(「登山グッツは災害グッツなのよ」より)

「松」「竹」「梅」、選択肢があるもの

カトラリー

 キャンプ用のカトラリーセットというものが世の中にはあります。

 Outleryは馬鹿みたいな値段だけど、もっと安いものももちろんございます。

 災害用品にお金かけるのはアホらしいという方は、家にあるコンビニで貰った割り箸、スプーンとかで全然OKです。使い捨てのほうが便利ということもあるし、災害時にこんな高いもの失くしたりしたら余計ショックだし。

タオル

 サウナー御用達、MOKU。

 速乾性が高ければMOKUである必要性は全く無いです。自分も以前イベントで貰った速乾性の高いタオルを愛用してます。

 なんでもええというひとは、引っ越しでもらったタオルで全然OKです。買う必要なし!

懐中電灯

 所謂懐中電灯としての用途には、スマホもありますし、オススメは断然ヘッドランプです。

ヘッドランプ(「登山グッツは災害グッツなのよ」より)

ラジオ

 手回しで聴けるラジオがやっぱり便利。

 個人的には無印良品がおすすめだけれど、理由はかわいいからっていうだけなので、ほかの手回しラジオでいいと思います。だけど安いのはダサいぞ。

 いっそのこと電池式にするという手もある。

 でもやっぱり手回しのほうがオススメかな。音質も電池式のほうがいいというわけでもないし、避難したときに手持ち無沙汰な子どもにやってもらうとかちょっとした娯楽になるかもしれない。

 ラジオいらんという方もいるかもしれませんが、情報の入手手段としても、娯楽としてもラジオは優秀ですので絶対入れるべきです。

給水バッグ

 水は1日あたり、ひとり3Lが基準なので、給水バッグは最低限のもので。

 心配な人はもっと容量の大きいものがいいかもだけど、重くなるからね。

 みんなのダイソー先生はもちろん110円。
 だけど使うときや注ぐときはちょっと不便。

 体温調節や水も大切だけど、睡眠も大切。寝てないと死ぬ。

 枕があるだけで睡眠の質が格段に上がる。

 ダイソーでも取り扱いございますし、Standard Productsでもありそうですね。

グローブ

 世の中にはハイキンググローブとかトレッキンググローブというものが存在します。

 例のごとく自分はULTIMATE DIRECTIONのものを愛用してますが、いろいろレビューも見た結果、オススメがあまり見つけられなかったので好きなブランドで丈夫なものを見つけるのが良いと思います。
 春夏物もあるので注意。

 軍手で済ますなら、家にあるもので。ないなら作業用グローブが良いと思います。

マルチツール

 非常用で缶詰で缶切りが必要なものはほとんどないと思うけれど、もし必要だった場合絶望する可能性があるので、これもあったほうが安心を得られます。小さくて軽いし。

 ただし、登山目線で考えた場合、遠征するときにナイフがあるのはちょっと微妙なポイント。(セキュリティで引っかかる可能性あり)

 気になる方はカード型を。なお、ダイソーで取り扱いがありました。

コップ

 山好きには実はあんまり評判が良くないスノーピークですが、シェラカップはコスパ良しと結構人気。

 スノーピークじゃなくて別にいいのですが、シェラカップは火にかけられるところが良いのです。
 そこまでいらんという方は折りたたみコップがおすすめ。

 ダイソーのがカラビナつきで結構かわいかった。

簡易トイレ

 簡易トイレは単体でも使えて、自宅のトイレにつけても使えるのがオススメ。
 災害時は水道管の問題で、家は問題なくてもトイレが使えないことがある。

 トイレにはつけられないけど、これもダイソーにある。

モバイルバッテリー

 自分は携帯電話を普段あまり使わないようにしているので、モバイルバッテリーを使う機会がほとんどないのですが、災害時は別。

 といっても今回ご紹介するのはANKERのものだけなので、気になる方はモバイルバッテリーについてレビューしているYouTuberがごまんといますので、参考にされると良いかと思います。
 あまりにもレビュアーが多すぎて結局何がいいのかわからなくなる気もするけど…。

  20000mAhもあるとかなり安心感はあると思います。
 でも想像よりデカくて重いと思ったほうが良いです。

 10000mAhくらいだと、重い印象はなくなるかもだけど、スマホ依存のひとは足りないかもしれない。
 なお、これを下回ると1回分くらいしか充電できないので、ひたすら軽量を求めるのが良いと思います。

 なお、ANKERをご紹介したのは長らく使っていて(今のところ)トラブルがないのと、周囲も使っているひとが多いからです。
 モバイルバッテリーは発火とかも怖いからね。

個人の好みなどに合せて選択すべきもの

からだふきシート

 これは各社いろいろ出てますので、好きなものを選んでください。
 メントールが苦手とか、そもそもアルコールが駄目とかいろいろあるでしょ。

 こういうところが市販の防災セットを買ってはいけない理由のひとつだったりする。

水のいらないシャンプー

 あったほうがいいけど、水を含むものはできるだけ減らしたい!と諦めようと思いましたが、いまはシート型のものがあったのを思い出しました。

生理用品

 ないと本当に困る。

マスク

 自分は不織布一択で、少しでも毛羽ついてると使えないので意外と好みが大きいと思ったので、こちらに入れました。

着替え

 着替えはかさばるし本当に悩ましい。
 「最低限」と考えると、Tシャツ+ハーフパンツ+下着+靴下でしょうか。

 いまだとファミマのコンビニエンスウェアが、ひとつひとつ梱包されていて良いかもしれない。

 自分はマラソン大会に参加して貰ったどうしようもないダサい素敵なTシャツなどを入れています。新品だし。

 なお、スタッフバッグに入れております。

安いものでOKなもの

ティッシュペーパー

 日本製なら非常時に品質を気にすることもなかろう。

ガムテープ・養生テープ

 個人的には養生テープがおすすめ。布テープなら手で切れるけど、養生テープはかならず手で切れるし、剥がしやすいのも良い。

 昔は手に入りづらかったけど、いまはダイソーで手に入りますし。

お皿

 登山・キャンプ用の食器も考えたのですが、やはり紙皿のほうが良いかな、と。紙コップは潰れたら使えないけど、紙皿は使えるし。

 あともうひとつ理由があって、いま紙皿って100均でかわいいのがいっぱいあるのね。

 ちょっとしたことだけど、災害時に気持ちを明るくしてくれるものって大事だと思うのです。
 自分はアガらなくても、一緒に避難してる子どもとかが喜んでくれたら嬉しくない?

ラップ・ポリ袋

 アイラップ一択。

 袋なのにラップとして使える。電子レンジはもちろん、お湯の中にも入れられる。しかも安い。

 ラップはどうしても必要かな?と思う方は、(残り少なくなければ)いま使ってるものを防災袋に入れて、新しいものを家用にすると良いと思います。

歯ブラシ

 ホテルのアメニティ溜め込んでる人いません?

筆記用具

 耐水メモとシャープペンのコンビが雨でも使えて最強なのですが、なんと耐水メモ、ダイソーで売ってます。

 水性はもちろん、ボールペンも雨の中だと使えなかったりするし、鉛筆もいいけど削らんとあかんからね。

候補から外したもの

消毒用アルコール

 あれば便利そうだけれども、からだふきシートもありますし、迷って外しました。

ストロー

 大人はいらないかな、と。

綿棒

 自分は綿棒がないと生きていけないひとなのですが、そうじゃないひとも多そうなため。

 綿棒って耳掃除以外の利用価値いろいろありますが、災害時に必要かっていうと違う気がしたので。

ホイッスル

 100均で変えますし、入れもいいじゃんとも思ったのですが、笛が必要なときに見つける自信が自分にはない…。

 個人的には指笛の習得をおすすめします。(警視庁のサイトにも掲載されてたりします。)

防水スマホ袋

 あったら助かるかも!と一瞬思ったけどもいらんな、と。

アイマスク・耳栓

 自分はアイマスクも耳栓もずっとつけられたことがない…。外れちゃうし、外しちゃう…。

 いびきなどで寝られなくなってしまう方は必須です。100均で売ってます。

予備袋(ポーチなど)

 避難したときにトイレに行く際など、貴重品を入れておくのに便利。

 ただ命からがら逃げてきたのに、貴重品とは?という気がしたので外しました。

スリッパ・サンダル

 あれば避難生活が少し快適になりそうだけれども、そのために荷物を増やす必要性を感じられなかったので外しました。

 ホテルのアメニティなどで溜め込んでるひとは入れておきましょう。同じ使わないでも、避難袋に入れていたほうがスリッパも救われることだろう。

アルミホイル

 「フライパンに敷くと洗い物を減らせます!」とか言いますが、フライパンを避難所で使うことってないと思うので外しました。家にあれば良い。

 その他いろいろな使い道はありますが、必要と思われる方はラップと同じ方式で、量を確認した上でいま使っているものを入れると良いと思います。

カイロ

 使用期限がある上、期限内でも保管方法次第では機能を発揮しない可能性があるため。

 大した荷物にはならないけど、処分に困るゴミでもある。

乾電池

 電池が必要なグッツは基本入れていないため。そしてなにげに重い。

救急セット

 これは迷いましたが、最新の絆創膏は使用期限があったりするし、三角巾などは代用も可能なので外しました。

 常備薬も入れるべきなのですが、薬はさらに期限が厳しいですし、そもそも必要分しか処方されません。
 これは専門家に聞いてみたいと思っています。

さいごに

 以前の記事でここに紹介していないものもありますので、よかったら読んでいただけると嬉しいです。
 そして避難訓練代わりに山登りをしてくれたりするともっと嬉しい。

 なお、前編でもお話しましたが、防災セットはひとり1セットです。
 かならず1セットずつ用意してください。4人分をひとつにまとめたりしないでください。

 その4人分を持てるお父さん(お母さん)、災害のときに家にいますか?

 一緒にいる場合、避難時はお母さん(お父さん)がそのセットを持つかもしれませんが、もしものとき、それを子どもが持ち出すことができれば、いろいろな可能性が増えます。

 そういう意味もあって、防災袋は自分好みのバッグを選んで欲しいんです。

 あと勘がいい方なら薄々気づいていると思うのですが、このリストに水・食料品入ってません

 ゴリゴリ書いてたら、5,000字近くになってしまった!

 ということで【食料編】を番外編としてまた書きたいと思いますので、よろしくお願いします…。
(忘れてたわけではないのよ…でもいま種類多すぎるし、食べたことないもの多いし…。 )


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アカデミー賞マニアのひと・デザイナー|ナッカ・ザッカーバーグ
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