『エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする』を読んでみた感想
エッセンシャルという言葉ををご存知でしょうか?「シャンプーの?」と 思った人はきっと私だけではないはず。。。(-_-)
そんな疑問を抱いたタイトルの本を読んでみた結果、かなり読み応えあり、 自分の私生活と共感したところがありましたので感想を書いていきたいと思う。
■エッセンシャル思考とは?
そもそもエッセンシャル思考とはどういった考え方なのかというと
「より少なく、しかしより良く」を追求することで本質を見極める事で 効率良く自己成長につなげていきましょうという考え方のこと。 つまり自分の人生において最も意義のある時間を過ごすにはどうしていくべきかという思考法の事だと私はそう解釈しました。
著者であるグレッグ・マキューン(Greg McKeown)さんはシリコンバレーのコンサルティング会社のCEOで、アップル グーグルなどの世界の企業にアドバイスを与えている。実際にそのような企業に関わる人や歴史的な偉人などの思考法を元にエッセンシャル思考法の素晴らしさを伝えるような記述がありました。また著者自身の持つエピソードがそれぞれの細かい思考法についての真実味を表す形式で書かれていて補足説明も的確で長い月日をかけ研究に研究を重ねられたものだと強く感じた。
とりあえず何かすごい脳の使い方なんだということはここで十分に認識したところで、私はそんな思考法と私自身の思考方とで比較しながら読み進めていくことでどこまで違いができるのかエッセンシャル思考法について学んでいくと、面白いことに自分が全く逆の思考を持っていることがわかりました。
■エッセンシャル思考法の思考法とは?
私はエッセンシャル思考法の思考法を読み進めながら紙に書き出していった
⇩その中でも印象的だったもの⇩
①トレードオフ状況下での判断について トレードオフという言葉を今日覚えました。それぞぞれの選択肢がある中で一方を追求してしまうと、他方は犠牲になる両立し合えない関係。 エッセンシャル思考法は数ある選択肢の中で優先順位をつけ最善の答えを導き出すそう。一方で私みたいな非エッセンシャル思考法は全てのものを選択し、全ての事ををこなそうとする。終いには全てが中途半端に終ってしまう最善の選択に絞ったエッセンシャル思考は最後までやり遂げ充実感で終わるまさにこれが「より少なく、しかしより良く」である。いろんな趣味に手を出し全て中途半端に終っている私は同じことが言えると痛感した。
②絶対にイエスと言えないものはノーである これにはエンジニアとしての採用するべきかどうか人事の立場としてのあるエピソードが書かれていた。応募をしてきた彼はかなりの腕利きだったのだがある日仕事の道具を片付けていた彼は工具を雑に放り込み工具箱を閉めてしまうという行動があったことで不採用になったというものだった。 一切の妥協も許さないとする思考法。上司の圧力に負けて休日出勤を引き受けた私はやっぱり非エッセンシャル思考だ。
③すすんで損切りを行う 昔ギャンブルにハマっていたのを思い出した。私は見返りのないものにお金を注ぎ込み損切り出来なかった。「ここまでお金をつぎ込んだのに今更やめられるか」という思い一心で私は多くのお金とそして時間を失ってきた。 「もしここでやめたらもっとお金も時間も有意義に使えるのではないか」と思いとどまり、ぱったり損切りできるのがエッセンシャル思考。
■まとめ
その他には遊びを重視した楽観的な思考法をもって創造性を高めるだとか、上位10%の成績のものにだけはイエスといい、残りの90%はなりふり構わず切り捨てろ!とかいう厳し目の思考もあった。 さまざまな思考法がある中で背景にあるのは時間を有効活用するということだと感じた。悩んだり迷ったりする時間を少しでも減らして生産性を上げていこうという思考だということを知り私は多くの時間を棒に振っていたことを実感させられた。これから私が歩んでいく人生における教訓を凝縮して思い知らされたそんな一冊になりました。