断酒して手に入れたもの ~平穏・自己肯定感編~
こんにちは、244です。
やっと本タイトルについて書き進めたいと思います(書くと広がってしまいがち)。今日のテーマは先日のドーパミンについての記事に密接に関わります。
簡単に述べると、断酒5段階の4段階目である適応期にいかにもってこられるかということになります。下記チャートをご覧ください。
「これが出来たら苦労しないわ」と言われてしまえばキリがありませんが、ポイントは、飲んだくれが②のドーパミン分泌を穏やかに平らに出来るかということにつきます。
酒を飲むと、②脳内にはドーパミンが激増し気持ちよくなります。そして益々酒を飲むようになりますが、同時に酒の毒素(エチルアルコール)も多量に取り込むので、④担当器官である肝臓は毒素を分解するにあたり、初期分解物であるアセトアルデヒドを出しまくります。
これが気持ち悪さの元で「元気の前借り」が行われるという構図です。ちなみに、アセトアルデヒドは気持ち悪いばかりでなく、そもそもが悪名高い発がん性物質です。
飲酒で気持ちが落ち込むというのは、③ドーパミンが切れ、④逆にアセトアルデヒドが増えることで、⑤後悔と二日酔いに苛まれます。これが「元気の前借り」の結果です。この負のループを止めなくてはなりません。
ちなみに、アセトアルデヒドの正体は以下の通りです。
本当に酒って、調べれば調べるほどろくなものでないことが判るのですが、今回はアセトアルデヒドがテーマではないため、話を戻します。
本筋は、断酒はメンタルの平穏につながり、自己肯定感が上がるという話です。断酒で自己肯定感は上がり、気持ちが穏やかになり断酒が成功しやすくなるという好循環を生み出します。
この先もきっと何度も述べますが、断酒をすることによる主なメリットは以下の通りです。
ホルモンバランスの改善
免疫力の向上
心臓病や肝臓病、がんのリスク低下
自己認識力、自信、自尊心が高まる
睡眠の質の向上 など
当然ながら、良いことしかありません。
しかし、断酒の初期には強いうつ状態になる人もいます。これは、今まで酒の力を借りてやってきたことが、酒が切れると何もできないことに気が付き無力感に襲われる結果です。
ここで負けてしまうと⑥また酒を飲む(迎え酒或いはスリップ=再飲酒)につながり、①に戻りこれを一生繰り返し、脳と内臓が破壊され、酒の奴隷として一生を終えることになります。
逆に⑦断酒で踏みとどまると、感覚的には、まず⑧緊張期末期の1ヶ月~⑨ハネムーン期(3ヶ月)でよく眠れるようになります。数ヶ月で精神的にも身体的にも調子が良くなり始めます。
しかし酒(ドーパミン)の猛威というものは恐ろしいもので、⑩壁期で再びメンタルは揺り戻されそうになります。ここを乗り越えないと再び①飲酒に戻ってしまい、酒浸りの日々に戻ります。
私はこのループが本当に嫌になり、酒の負の循環を断ち切りました。
その結果、メンタルは落ち着き、平穏が訪れます。
では、具体的に平穏とは何でしょう?
マイペースになる
完璧主義にならない(良い意味で妥協できる)
飲み会に参加しなくても気にならない(参加したい時にすればよい)
他人の噂が気にならない
些細なことがどうでもよくなる
気が長くなる
ドーパミンとアセトアルデヒドの凸凹が削られ、メンタルの山がフラットになっていくイメージです。
その結果が上記に現れる訳ですが、ここで並行して筋トレやランニング等、体を動かす達成感で得られる平穏型のドーパミンが得られれば、自己肯定感も手に入り、断酒は益々軌道に乗り、さらにまた自己肯定感が増えるという好循環を生み出すことができるでしょう。
私は、メンタルが平穏になるにしたがって出来ることが増えた気がします。というか、実際に増えました。酒を飲んでいる時は酒しか目に入りません。酒中心の酒奴隷生活です。他に選択肢がありません。
酒から解放され、新たな局面を迎えることできます。これが断酒の威力です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひあなたも断酒で平穏を手に入れてください。共感いただけましたら、執筆の励みになりますのでスキをいただけますと嬉しいです。ではまた!